- 中古
- 書籍
- 書籍
双葉山定次 相撲求道録 人間の記録95
定価 ¥1,980
1,155円 定価より825円(41%)おトク
獲得ポイント10P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本図書センター |
発売年月日 | 1999/02/25 |
JAN | 9784820543411 |
- 書籍
- 書籍
双葉山定次
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
双葉山定次
¥1,155
在庫なし
商品レビュー
0
1件のお客様レビュー
”この本、すごくよい! 文章の端々から双葉山関の人間性があふれだしていて、感動させられる。黎明書房の力富氏が、双葉山関の語りを口述筆録の形式で文章に起こしたものなので、当然編集は加えられているのだろうが、使われている日本語も美しい。 <読書メモ> ・わたくしども力士としては、平...
”この本、すごくよい! 文章の端々から双葉山関の人間性があふれだしていて、感動させられる。黎明書房の力富氏が、双葉山関の語りを口述筆録の形式で文章に起こしたものなので、当然編集は加えられているのだろうが、使われている日本語も美しい。 <読書メモ> ・わたくしども力士としては、平素の挙動も土俵の延長とならなけれなばらない。それではなくて相撲には勝てないのです。(p.48) ・「みなの主張はよいのかも知れないが、ほんとうに改革すべきことがあるのであれば、内部にいてそれをやるべきだ。髷をきって外へでて分かれてしまったのでは、改革はできないのではないか」といわれたのは、当時のわたしにとっても印象的でした。(pp.599-60) #昭和7年におきた新興団事件(いわゆる「春秋園事件」)で、相撲協会へ改革意見を叩きつけて脱退することになった力士たちに対する、双川さんの奥さんの意見を聞いて。 ・勝負の世界にはまりこんだものにとっては、「追越そう」とする努力よりも、「追越されまい」とする努力のほうが、はるかにむつかしいのです。(p.65) ・安芸ノ海に破れたとき、自分自身としては、それほど動揺したとも思わなかったのですが、あえていえば、強いて「動揺すまい」と心がまえたところに、みずからは意識しない動揺があったのだとも、いうことができましょう。(p.71) ・わたしの場合は、「向うの声で立つ」─「向うでが立てば立つ」、しかし立った瞬間には、あくまでも機先を制している─換言すれば、いわゆる「後手の先」で、立った瞬間には自分として十分な体勢になっている、そういう立合だったといえましょう。(p.82) ・地方巡業中に鍛えあげた実力をひっさげて、狂いのない気持で本場所にのぞむことが大切なのです。(p.88) ・わたくしとしては、その日その日の勝負にベストを尽くそうとしたばかりです。すると後には、自分で自分の相撲を楽しむといった気分で、土俵にのぞむことができるようになりました。(p.89) ★低い所から落せば欠けない物を、勝手に高所までさし上げて行って落とすのが人気の特質である。(p.94) ・「横綱として現役にあるうちに、弟子の養成をしてみたい。自分がこの身に体得したかぎりのものを、それが自分の体に生きているあいだに、若いものに伝えておきたい」 と考えるようになりました。(p.101) #昭和十六年ころ、双葉山道場を建設し、のちに太宰府にも道場を設けた頃の話。 ・ただわたしどもには一つの目標があるのです。それは「相撲に強くなる」ということです。そのための制度であり、そのための機構なのです。「相撲に強くなる」という目標を達成するために好適な制度でやってゆくほかはないのです。(p.104) ・大宰府の道場は、文部省の指導方針に則って、学校の先生がたや青年団の幹部の人々に、正しい相撲を会得し体得してもらうために設けたものです。(p.106) ・弟子の肖像(pp.108-111) #素晴らしい弟子の紹介文。秀でているところを誉め、そうでないところは期待を述べている。 ・安岡正篤さんからきいた木鷄の話(p.134) ★「僕は君の“人間”が好きなんだ」 といってくれました。なにしろ安岡正篤先生の求道上の門下生でしたから、読書好きな学者タイプの人物で、商家の子息のような感じはうけなかったものです。(p.141:中谷清一氏) ・普通の人間でも、仲々心が体を包んでいる感じをうけることは少ないのであるが、肉体の大きい、そして力の世界に生きているこの世界に於て、この様な姿に接するとは思わなかった。激闘を前にして実に静寂である。内面的な鉄人的風格をもっている。すぐれた武士を思わせる。これこそ真の力士であると思った。私は一瞬にしてひきつけられてしまったのであった。(p.170:竹葉秀雄氏の「あとがき」より) <きっかけ> 致知2011年11月号で、白鵬関と納谷幸喜さん(元大鵬)との対談を読み、興味をもったので。”
Posted by