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古賀政男 歌はわが友わが心 人間の記録93
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本図書センター/ |
発売年月日 | 1999/02/25 |
JAN | 9784820543398 |
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古賀政男
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同じ人間の記録シリーズで古賀政男も読んでみた。これは1977年11月25日発行 「歌はわが友わが心」 潮出版社が底本。古賀政男は1978年7月25日に73歳で亡くなっているのでその直前のものだ。 今朝ドラ「エール」では古関裕而と古賀政男が出ている。朝ドラは事実を少し脚色している...
同じ人間の記録シリーズで古賀政男も読んでみた。これは1977年11月25日発行 「歌はわが友わが心」 潮出版社が底本。古賀政男は1978年7月25日に73歳で亡くなっているのでその直前のものだ。 今朝ドラ「エール」では古関裕而と古賀政男が出ている。朝ドラは事実を少し脚色しているが、古関裕而が師と仰いだのは山田耕作だが、古賀政男は中山普平だったようだ。 またポリドールにいた江口夜詩の出現に鮮烈な驚きを感じたとある。そして江口がコロンビアにスカウトされると、「若き日の古関裕而君がいたが、私が活躍し始めた頃からスランプに陥ってしまった。」そして江口君の入社後、古関君と再契約はしないという社の申し出に憤慨し「芸術家にスランプはつきものだ。それを理由に契約を左右されたら、安心して作曲などできない」と断固抗議し、古関君は再契約にこぎつけた、とある。 幼い頃から音には敏感だったようだ。サーカスの月琴に惹かれ、羽子板に古い三味線の糸を張って鳴らしたり、そして大正琴など、弦楽器に惹かれたようだ。で独学で弾いてしまう。ここらへん古関氏と似ている。やはりその道で名を成す人はちがうなあ。 また画家の古賀春江とのエピソードがおもしろい。古賀の生まれは九州柳川の近くの福岡県田口村。そこには古賀姓が多く、「酒は泪か溜息か」のヒットに古賀春江がもしや九州の出では?と思い、「酒は~」を絵に描いてみました。といって書いた絵を持って古賀氏の家に来たというのだ。春江はその2年足らずで亡くなってしまうが、その絵はずっと古賀宅の玄関にかざってあるという。古賀春江の絵は美術の教科書にも載っていた。シュールレアリズム風だが素朴で幻想的な絵。言われてみるとうら悲しいメロディの雰囲気と通じるものがあるかもしれない。 本を通じて、幼いころの貧しい家と、作曲してからも曲がいろいろ批判される、と書いてある。古賀政男といえば昭和40年代に小中学生だった自分にとって、歌番組の「大家」だった。今検索してみると、コード進行が単純だ、などと言う人もいたようだ。そして自伝にもそれを記しているあたり、評価を気にしていたんだなあと感じる。 古関裕而と古賀政男、ともに昭和を生きた作曲家として生まれ育ち、作風、家庭、対照的な二人だ。裕福な家でのびのび育った古関、方や貧しいながらも大学を自力で出た古賀。 1999.2.25発行 日本図書センター刊 人間の記録93 「歌はわが友わが心」1977刊 潮出版社が底本
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