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べてるの家の「当事者研究」 シリーズ ケアをひらく
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 医学書院 |
発売年月日 | 2005/02/01 |
JAN | 9784260333887 |
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べてるの家の「当事者研究」
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商品レビュー
4.7
11件のお客様レビュー
「どうしたら摂食障害になれるか」「幻聴さんにジャックされる人、されない人」「安心して逃亡できる職場づくり」…脱力感あふれる研究の数々は、どれも精神病を抱える本人(当事者)が自分自身を題材として始めたもの。 自分の抱える問題に名前をつけ、どこまでも客観的に見つめることから生まれる笑...
「どうしたら摂食障害になれるか」「幻聴さんにジャックされる人、されない人」「安心して逃亡できる職場づくり」…脱力感あふれる研究の数々は、どれも精神病を抱える本人(当事者)が自分自身を題材として始めたもの。 自分の抱える問題に名前をつけ、どこまでも客観的に見つめることから生まれる笑いと希望。世間から見てマトモじゃなくても、ちゃんとしてなくてもいいじゃない、生きていくってそれだけでもう大事業なんだから。心からそう思えてくる。
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p.106 「被害妄想」がなぜ起きるのかはわからない。苦労の多い現実の世界では自分の居場所を失い、具体的な人とのつながりが見えなくなるた、「幻聴の世界」は、どこよりも実感のこもった住み心地のいい刺激に満ちた「現実」になる。それは、つらい、抜け出したい現実であっても、何ものにも変え...
p.106 「被害妄想」がなぜ起きるのかはわからない。苦労の多い現実の世界では自分の居場所を失い、具体的な人とのつながりが見えなくなるた、「幻聴の世界」は、どこよりも実感のこもった住み心地のいい刺激に満ちた「現実」になる。それは、つらい、抜け出したい現実であっても、何ものにも変えがたくら抜け出しにくい「事実」の世界だった。
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日頃、病気になった人にしか分からない感情や理論があるよなぁ…って感じる事が多いです。 病を抱えて生活する人のこころに関しては、恐らく本人達が決めて生きていくことを支持し見守る姿勢が、支援者として一番求められる事なのは分かっているつもり。です。 しかし、これが結構難しかったりす...
日頃、病気になった人にしか分からない感情や理論があるよなぁ…って感じる事が多いです。 病を抱えて生活する人のこころに関しては、恐らく本人達が決めて生きていくことを支持し見守る姿勢が、支援者として一番求められる事なのは分かっているつもり。です。 しかし、これが結構難しかったりする。医療側で話し合っても「おしつけ」にしかならいよなあ…。 そこが患者同士集まると不思議な変化をもたらすのだなと最近勉強になった本。患者さんや支援者さんとの対話と考察の繰り返しがバームクーヘンみたいでガチガチの濃密度。もうこれは治療なの?と思えるような世界が広がっています。 例えば、現場が怖くて逃げ出してしまうリーダーの話。社会ならクビなのかも知れないけど、皆んながまた逃げちゃったんだ、、でも逃げたときは私達でまとめようと努める場面、でもリーダー役を任せる場面、そんなリーダーもいるね!と言って笑う場面。許すという言葉があるけど、ちょっと違う、、なんか対等で助け合ってる感じは安心するだろうなと読んでいて感じます。 実はこの患者同士というのは、健常者(だと思っている人)も含まれていて、実際の社会にも生かせる気がします。いかに自分たちの問題として相手を受け入れられるのか。もしかしたらこれから先、withコロナで在宅になったら?勤務スタイルが変わったら? この考えがあれば全然普通に働いていける、、。って思います。 居てくれるだけでいい、生産性から何から概念がひっくり返る話です。 全部が全部受け入れられなくても、会社の仲間が落ちこんでいたり、もし鬱になってしまったら、私達はこれからも一緒に働くためにどんなことができるだろうか。そのヒントが沢山載っているような気がします。
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