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十五年戦争期の天皇制とキリスト教
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日本キリスト教書販売/日本キリスト教書販売 |
発売年月日 | 2007/04/01 |
JAN | 9784400213017 |
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十五年戦争期の天皇制とキリスト教
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15年つまり1931~45年に日本のキリスト教会が教派ごとにどのように天皇制を理解し、戦争に協力または反対していったのか。カトリック、聖公会、日本基督教会、組合教会、日本ルーテル、バプテストなどいずれもがファシズムに屈服したかのように、神社が非宗教であることを認め、神社参拝を先祖...
15年つまり1931~45年に日本のキリスト教会が教派ごとにどのように天皇制を理解し、戦争に協力または反対していったのか。カトリック、聖公会、日本基督教会、組合教会、日本ルーテル、バプテストなどいずれもがファシズムに屈服したかのように、神社が非宗教であることを認め、神社参拝を先祖への敬意の念を表す行為とした。また皇民としての伝統・義務と捉えた。決して信仰が薄かったわけではない彼らは、信仰と神社参拝をどのように説明できたのか。逆にホーリネス教団がそんな中で、唯一スケープゴートのように迫害され、多くの牧師が獄死していったが、なぜこの教団だけが!また無教会主義の2代目たちが戦争に対する態度で2つに分かれ、反戦だった矢内原も天皇制に対しては寛容な姿勢だった!非常に興味深い論集だった。私も通った神戸市灘区の高羽小学校での宮城遥拝を拒否したという石濱義基・義信兄弟の話は身につまされる。美濃ミッションの子どもたちもまた。この時期のキリスト教を信じることの大変さを改めて想う! 興味深い題材をいくつか。1つは満洲国の承認は16か国だが、エルサルバドルに次いで、バチカンが2番目。日本のカトリック教会の働きがあったのだろうとのこと。2つキリスト教誌「聲」に登場する三木露風の戦争鼓舞する詩歌などの戦争協力体制。3つ目、1943年のイースターが3/21に春分と満月と日曜が重なったことにより、時差の関係で日本では満月が3/22になったことから、日本のイースター3/25、世界のイースター4/25と分裂した背景に内務省の日本化への圧力があった可能性の指摘は、今まで考えたこともない話題で、実に興味深かった。
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