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宮尾登美子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2007/08/24
JAN 9784103685043

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商品レビュー

3

6件のお客様レビュー

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2023/10/12

若い頃の作品ということですが、やはり宮尾登美子作品は力強いですね。 最後に、「もう終わるのに犯人がわかんない!」とドキドキしながら読みました。

Posted by ブクログ

2022/08/01

認めておられるように、若き日の、駆け出しの作品なのですから、糞味噌には言えません。 でも、宮尾登美子の歴史を知る手がかりにはなりました。 早く思いとどまって、二度とこの路線を踏まれなかったことは称賛ですね

Posted by ブクログ

2012/08/26

2007年発行のこの本はわりと新しい話かと思ったら、なんと高知新聞にに連載されていたのは、1964年だそうです。そういえば文章の中の社会像は、なんとなく松本清張さんの作品を思わせるレトロな雰囲気でした。 物語は土佐へ赴任してきた高知県庁薬事課長小杉が、謎の女性と着任早々に出くわ...

2007年発行のこの本はわりと新しい話かと思ったら、なんと高知新聞にに連載されていたのは、1964年だそうです。そういえば文章の中の社会像は、なんとなく松本清張さんの作品を思わせるレトロな雰囲気でした。 物語は土佐へ赴任してきた高知県庁薬事課長小杉が、謎の女性と着任早々に出くわすところから始まります。その後、小杉は出迎えに来た薬局を営む女性の歓待を受けますが途中で別れ、翌朝歓待を受けた女性が死亡したことを知ります。自殺か他殺か。静かな田舎町でおこる薬事事情もからみ、謎の女性との再会も、小杉の人生を狂わせます。 バスをはじめとする連絡便の悪い田舎の交通事情。そして暗い夜道。 携帯電話のない時代、自宅を出たら連絡を取る方法は公衆電話。 読んでいるうちに、「ああ、昭和だ!」。 作者も宮尾さんのせいか、しっとりとした情感たっぷりの大人のロマンを感じます。ぐいぐいとその時代へ引き込まれていきます。しかも、宮尾さんにはめずらしく、サスペンスものですからなおさらでした。 当時の推理小説の殺人事件は毒殺が多かったそうです。 ネタバレかもしれませんが、この作品も薬事課が出てくる関係上か、 自殺にしろ他殺にしろ、死亡原因は「青酸カリ」となっていました。 宮尾さんの初期のこの作品は、 ロマンスとサスペンスと そして、昭和という時代がたっぷり感じられる一冊でした。

Posted by ブクログ

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