かわいがり子育て 3歳までは思いっきり甘えさせなさい

佐々木正美(著者)

• 販売会社／発売会社: 大和書房/
• 発売年月日: 2007/07/09
• JAN: 9784479781653

商品レビュー

2024/08/20

親や先生が困ることをする「こっち見て行動」は愛に飢えている。
子どものこうしたいという願いを叶えてあげることが、甘やかす、可愛がるということ。好きなだけ抱っこしてあげる、好きなだけ遊ばせ、歩かせ、走らせてあげる。＝過保護
子どもを望んでいないことをやり過ぎるのは過干渉である。着替えの手伝いなど。過干渉は、子どもの自信を失わせ傷つける。
「あとでね」よりちょっとだけでも「今」のそりみを叶える。
自分の気持ちを大切にされた子は、人の気持ちも大切に出来る。
「〇〇しなさい」「〇〇してはいけません」は、度が過ぎると、いい子は好きだけど出来ない子は嫌いというメッセージにもなってしまう。＝条件付きの愛
そのままのあなたが好き、あなたの全てを受け入れるという親の気持ちが、自分は大切な存在なんだという自信、自己肯定感を育てる。
甘やかして育てた方が早く自立する。
しつけで大事なことは、子どもの自尊心を傷つけないこととできるようになる時期は自分で決めさせること。失敗は何度でもさせてあげる、できるまで待っててあげるという姿勢を忘れないこと。
子どもは今を生きている。今を楽しませてあげること。
夫婦関係がうまくいっていると、お母さんは可愛がり上手になる。
たくさんの人からの色とりどりの愛に包まれて子どもは成長する。
・笑顔でぎゅっと抱きしめる
・成長も寄り道ものんびり待つ
・不安な気持ちを受け止める
・話をたくさん聞く、心の声を聞く
・一緒に笑う、遊ぶ
・苦手なものを何とか食べさせようとするのは過干渉
・交換条件を出すのも過干渉
・苦手なものは細かくして気付かないように食べさせれば良い
・いつか食べられるようになるまで、待ってあげる
・イヤイヤを叱っても意味はない
・放っておかれると、子どもは突き放され、見放されたと感じてしまう
・落ち着くまでぎゅっとして、見守って、待ってあげる
・失敗しても挑戦したことを認めてあげる
・兄弟やお友だちと比べない
・友だちとの喧嘩は、まず子どもの事情を聞いてから、何が悪かったかを伝える
・物を欲しがる子どもを無視するのは、放任であり、ダメと言わない以上に子どもを傷つける。
・なんでもすぐ買ってあげるのは、親が自分を甘やかしている。
・条件付きで買うのは良くない。
・3歳ぐらいまでは嘘をついても問い詰めない。叱らない。逃げ場もなく自尊心が傷つく。神経質にならずに大らかに見守る。

2024/07/20

我が家の子どもたちはもう３歳を過ぎてしまったけれど、佐々木先生の著書はとても評判がよくて気になってたので読めてよかった。イラストが多く読みやすい。子どもへのまなざしが優しくて、言葉がするする胸に落ちてきた。「過保護」と「過干渉」の違い。子どもが望むことに応える、というのは、子をしっかり観察しないとできないことだなぁ。大人の理屈や都合を押し付けすぎないよう…

2024/04/25

「これって過保護？」「こういうときどうしたらいいんだろう？」
2歳児を育てていますが悩んでばかり。
そんなときにこの本に出会いました。

まず読みやすい。産後の頭でも理解出来る優しい文章。
「いいな」と思うところをつまんでいけば、育児の味方になってくれる本だと思います。ときおり厳しい言葉がありますが……