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柿二つ 講談社文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2007/08/15 |
JAN | 9784061984868 |
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柿二つ
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
新聞連載で、1話ずつ掲載、5話で1章の計20章立て、合計100話連載と云う数ではありますが、文庫本になってしまうとその薄さにさらりとすぐ読めてしまう物かと思いきや、一話ずつ一文ずつをいちいち噛みしめつつ読み込んでしまいました。この処、正岡子規をめぐる本を鋭意に読んできましたが、や...
新聞連載で、1話ずつ掲載、5話で1章の計20章立て、合計100話連載と云う数ではありますが、文庫本になってしまうとその薄さにさらりとすぐ読めてしまう物かと思いきや、一話ずつ一文ずつをいちいち噛みしめつつ読み込んでしまいました。この処、正岡子規をめぐる本を鋭意に読んできましたが、やはり一番近くで本人を見てきただけあり、最も赤裸々で、生々しく、濃厚な一冊でした。 虚子は2度も後継者話を蹴り子規を絶望させていますが、それでも最期まで子規の看護に勤め、看取ります。かと言ってその人を底抜けに敬愛していたわけでも無く、どちらかと云うと、敬意?の中には諦観が見え隠れしてるというか…ヤレヤレだぜ、みたいな。何とも説明しにくい2人の関係だなあと。 正岡子規大好き!と云う方の書かれた本には、やはりどこか夢見がちなファン心理と云うか、作品は悪くは無いけどホントかいな?と云う疑問が残るのですが、これはそう云う気持ちを覚ましてくれる点から、最も本人にクローズアップできるファンブックとも云えます(笑)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
虚子自身も内面の葛藤があったはずだと思う。 だが俳句とおなじく写生に徹する。 それによって読者は主観的描写に遮られることなく、子規と虚子の関係、それぞれの内奥を肌に感じることが出来た。 読後に感じるのは、言外の「心の痛み」、読者もまた子規の死に直面したという衝撃。
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