- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
アントニオ・ネグリ講演集(上) 帝国とその彼方 ちくま学芸文庫
定価 ¥968
935円 定価より33円(3%)おトク
獲得ポイント8P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/29(金)~12/4(水)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2007/08/10 |
JAN | 9784480090942 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/29(金)~12/4(水)
- 書籍
- 文庫
アントニオ・ネグリ講演集(上)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
アントニオ・ネグリ講演集(上)
¥935
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
以前の読書感想文でも紹介したアントニオ・ネグリ氏とマイケル・ハート氏の共著である『マルチチュード』を読んでからというものの、ネグリ氏の言行には関心をもっています。その流れもあって、本屋に並んでいた本書を買うに至ったのです。 2003年に政治犯としての政府監視下の生活から解放さ...
以前の読書感想文でも紹介したアントニオ・ネグリ氏とマイケル・ハート氏の共著である『マルチチュード』を読んでからというものの、ネグリ氏の言行には関心をもっています。その流れもあって、本屋に並んでいた本書を買うに至ったのです。 2003年に政治犯としての政府監視下の生活から解放された同士が、パスポートを手に入れて、世界各地をとびまわりながら現実社会の変化を感じ取ったうえで、自身が書きあらわしてきた著作のコンテンツとの隣接点を探ろうとする試みも含まれた講演録と言えます。 政府と多国籍企業の連合体である<帝国>の出現と、IT化のすすんだ労働環境に対する考察をふかめていくと私たち労働者のおかれている立場や能力を発揮する方法に自由が働かなくなっているため、その状況をうちやぶっていくためには「革命」しか残されていないとの主張も垣間みられます。 著者が実現すべきと考えている資本主義から脱却し、「絶対的民主主義」をなしとげた社会とは何なのか? マルチチュードからどのようなものに育ったものなのか? こうした疑問への解答は、まだ見えてこない部分が多くあるように思います。政治経済が社会活動をドライブさせるシステムであることは否定できないはずなのでは、著者の言動から政治と経済の密接もしくは融合ととらえて非難していることに違和感をいだくこともあります。 しかし、収録されている講演をおこなってから4年以上も経過し、その間に環境問題や石油や水をはじめとした資源獲得競争の激化、食料をめぐる投機マネーの集中が引き起こている混乱をもふまえると、かなり難問とおもわれる社会構造や生活習慣の変革にネグリ氏なりの答えがいつ出てくるかを気にせずにはいられません。
Posted by