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翔太と猫のインサイトの夏休み 哲学的諸問題へのいざない ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2007/08/10 |
| JAN | 9784480090928 |

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翔太と猫のインサイトの夏休み
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商品レビュー
4.2
50件のお客様レビュー
【学内】 https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000153663 【学外】スマートフォン・タブレット MyLOFTアプリ > おすすめ電子ブックから利用 【学外】パソコン eリソースコネクト(MyLOFT...
【学内】 https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000153663 【学外】スマートフォン・タブレット MyLOFTアプリ > おすすめ電子ブックから利用 【学外】パソコン eリソースコネクト(MyLOFT)へログインし、上記URLにアクセス ◆ログイン https://app.myloft.xyz/user/login?institute=cmcbjubjq0a62ldhkbp7cxuvy
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
それが実際の人間の存在であろうが言葉であろうが絵や本や創作物から感じた人間的な概念であろうが理想の未来の伴侶であろうが過去の想い出であろうが動物や真の世界などの非人間的なものであろうがなんでもいいが、たとえばどんなに孤独な人間であってもなんらかの所謂「繋がり」を感じる瞬間がなければ生き続けていられないような気はしている。しかしそれにも関わらず真の意味で「 “本当に” ひとりになってしまった(しまう)」と思い知る瞬間が人生のどこかの段階で必ず来るような気がする。そしてそう考えたりそれを敢えて言葉にしたりすることによってそれ以上のまだ「なにか」があると信じたいということだろうか(そのなんと心強いことだろう!)
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真夏の自由研究シリーズのつもりでほんの出来心で読み始めたところ、とんでもない思考と思索のなかへ飛び込んでしまっていました。 読んでは考え、読んでは戻り、しばしば居眠りこきつつもどうにかこうにか読了。気付けば10月に。これが’永井哲学’か…。 「予備知識のいらない、『子ども』のた...
真夏の自由研究シリーズのつもりでほんの出来心で読み始めたところ、とんでもない思考と思索のなかへ飛び込んでしまっていました。 読んでは考え、読んでは戻り、しばしば居眠りこきつつもどうにかこうにか読了。気付けば10月に。これが’永井哲学’か…。 「予備知識のいらない、『子ども』のための哲学入門。」という紹介と本秀康氏のほのぼののんびりした装画が醸すシニカル。これらを額面通りに受け取るのは早計、いや、確かにこれは哲学に関しては何にも知らない、ナチュラルな「子ども」の状態のうちに読んでおきたい一冊でありました。〈はじめに〉に曰く「この本の語っていることが、たとえ専門家には理解されなくても、中学生・高校生には理解される可能性を、私は信じています。」(p9)とある通り、妙に中途半端な知識を持たずに触れるべきであろう。 以下、私なりに得た事を書き出す。 ・「ぼくらが知ることができないような事実によって正しい主張であることはできないんだよ。」(p36)…感情論や感覚論でほんとうは/実は〇〇に違いない!と正しく主張することは出来ない。「その『正しさ』がどういう観点からのものか」(p37)を認められるか否かが重要。 懐疑論的アプローチ。デカルトのはなし。 ・自分という、《ぼく》が存在することの「奇跡性」(p126)、超越論的観念論、カントのはなし。超越論的とは「ぼくらが経験できる世界を超えて、あたかもその外に立ったかのような立場から、ぼくらが経験できる世界の成り立ちとしくみを調べる、そういう哲学者の立場」(p136)のこと。 ・「自分の気に入った考えしか自分のものとして持てない人は、思想は持つことはできても、哲学をすることはできないんだよ。」(p155)「ぼくらの側に絶対的な正しさがあるという事実と、それはぼくらの側がたまたま多数派だったからだという事実とは、いわば次元が違うんだよ。」(p156)…「哲学が人々に受け入れられるっていうのはね、みんながその主張に賛成するようになることじゃないんだよ。むしろね、その主張に反対する人でさえも、その哲学が設定した空間の中でしか反対できないようになるってことなんだ。」(p207)「前提されることになる空間こそが哲学なんだ。」(p208)’正しい’ということの不確実さと心もとなさ。ちょっとまだ腑に落ちていない章。 ・人生の意味とは。「死ぬのが嫌なのは、死んでるって状態じゃなくて、もう生きられないってことが嫌なんだよ。」(p244)「存在と無は、生と死は、究極的にはね、話じゃないんだよ。それは、現実なんだよ。ただ、受け入れるべき現実なんだよ。」(p249)「人生の全体を、つまりそれが存在したってことを、まるごと外から意味づけるものなんて、ありえないさ。そんなものがありえないってことこそが、それをほんものの奇跡にしているんだ」(p251)。ハイデガーのはなし。存在論的差異。 目が覚めるような読書ではあったが、まだまだ自分の言葉に落とし込めるまでには至らず。その意味でまだ星は付けられないと判断した。クタクタになるまで探究を続け、考えなければ。 13刷 2023.10.14
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