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私の骨 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2007/08/24 |
JAN | 9784041704257 |
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商品レビュー
4
12件のお客様レビュー
短編集。私の骨、ゆきどまり、醜骨宿、髪の森、ささやき、おそれ、奇縁。 どんなのか知らずに読んだら、割とホラーだったので驚いた。元は角川ホラー文庫で出版されていたみたい。 文章の書かれ方に古さを感じた。作者が生まれたのが1947年だからかな。そのせいか「私の骨」の主人公の年齢、...
短編集。私の骨、ゆきどまり、醜骨宿、髪の森、ささやき、おそれ、奇縁。 どんなのか知らずに読んだら、割とホラーだったので驚いた。元は角川ホラー文庫で出版されていたみたい。 文章の書かれ方に古さを感じた。作者が生まれたのが1947年だからかな。そのせいか「私の骨」の主人公の年齢、その語り口から60代くらいをイメージしていたら、34歳だった。びっくりした! 最初は文体の古くささが気になって、読み切れるかなと少し不安になったけど、どのお話も怖くて面白かった。最後は少し意外な展開になるのも楽しめた。 「ゆきどまり」が一番、読みながらゾワゾワしたかな。ラストが好きだったのは「ゆきどまり」と「ささやき」。 「奇縁」には驚かされた。ほかとは違った怖さ。イヤ〜な感じが残るけれど面白かった。 読後感だけで言うなら、「ゆきどまり」か「ささやき」を最後に読みたかったなあ。 表記では、「探して見ます」「行って見ないか』が気になった。
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勝手に歴史作家のイメージだったけど、ホラーも書くんですね。しかも、解説を見る限り、むしろそっちが本業的なのかも。で、本ホラー短編集だけど、個人的にはあまり楽しめませんでした。なんか回りくどいというか、そんな展開もあまり好きじゃなかったし、最後を除き、スーパーナチュラルが跋扈してる...
勝手に歴史作家のイメージだったけど、ホラーも書くんですね。しかも、解説を見る限り、むしろそっちが本業的なのかも。で、本ホラー短編集だけど、個人的にはあまり楽しめませんでした。なんか回りくどいというか、そんな展開もあまり好きじゃなかったし、最後を除き、スーパーナチュラルが跋扈してるのも好きじゃなかった要因かも。もう作者のこの系統作品はいいかな、と。
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初めて読む高橋克彦氏の短編集。 図書館で初版本を借りて読む。 表題にもなっている『私の骨』が一番印象に残った。 何百年も前、何か凶事が起こると、それは物の怪や 怨念など言葉や知識では語れない物のせいになり 鎮めるために人柱など人間を供物にしていた。 そんな謂れをベースにしたミ...
初めて読む高橋克彦氏の短編集。 図書館で初版本を借りて読む。 表題にもなっている『私の骨』が一番印象に残った。 何百年も前、何か凶事が起こると、それは物の怪や 怨念など言葉や知識では語れない物のせいになり 鎮めるために人柱など人間を供物にしていた。 そんな謂れをベースにしたミステリー要素もある話で 人の業の深さ、恨みは図りしれない。 話の最後、数行が、本当に上手いと感心。 引き込まれた。 『おそれ』という話は百物語のように いろいろな怪談話をした後のオチが人間の心理を巧みに 描いていて、常套手段かもしれないが面白い。 人間の悲哀や欲深さ、狡猾さを上手く書かれていて この本も素晴らしい良いものを読ませていただき ありがとうございます。という気持ちです。 小松左京氏も高橋克彦氏も 書かれた年代によるものなのか 男性の主人公がウイスキーやブランデーを 嗜む様子がよく出てくるが、それも良い。 缶ビールや缶チューハイでは、上っ面の恐怖感 に捕らわれているようで、話に厚みが無くなる。
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