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センティメンタル・ブルー 蒼の四つの冒険 講談社文庫
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センティメンタル・ブルー 蒼の四つの冒険 講談社文庫

篠田真由美【著】

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センティメンタル・ブルー 蒼の四つの冒険 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2007/08/10
JAN 9784062758161

センティメンタル・ブルー

¥110

商品レビュー

3.3

8件のお客様レビュー

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2019/05/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

蒼が主人公の短編4つ。 「ベルゼブブ」がよかった。高校生のわちゃわちゃしたかんじが好き。 後半ふたつは連作。ひとり芝居の描写がよい。

Posted by ブクログ

2013/02/24

■蒼が11歳から20歳までに出合った4つの事件―― はじめてのガールフレンドは、深い闇のような秘密を抱えていた(「ブルーハート、ブルー スカイ」)。私立向稜高校で鬱屈した生徒たちを結びつけたのは世間を騒がせた「あの事件」だった――(「ベルゼブブ」)。深夜のひとり芝居「鏡の中のア...

■蒼が11歳から20歳までに出合った4つの事件―― はじめてのガールフレンドは、深い闇のような秘密を抱えていた(「ブルーハート、ブルー スカイ」)。私立向稜高校で鬱屈した生徒たちを結びつけたのは世間を騒がせた「あの事件」だった――(「ベルゼブブ」)。深夜のひとり芝居「鏡の中のアリス」が最後の舞台となった女優にまつわる哀切きわまる2つの悲劇。――(「ダイイング メッセージ《Y》」「センティメンタル・ブルー」)蒼が12歳から20歳までに出合った4つの事件の物語。蒼のひたむきさが胸に迫る、傑作番外編

Posted by ブクログ

2011/01/10

建築探偵シリーズは最近読んでいなかったですが、建築探偵シリーズの桜井京介と一緒にいる蒼の物語の短編集です。『Ave Maria』[blog]に出てきた翳との出会いの頃が描かれています。 ブルーハート、ブルースカイ 「初めてできたガールフレンド」という上記の本文紹介に騙された感...

建築探偵シリーズは最近読んでいなかったですが、建築探偵シリーズの桜井京介と一緒にいる蒼の物語の短編集です。『Ave Maria』[blog]に出てきた翳との出会いの頃が描かれています。 ブルーハート、ブルースカイ 「初めてできたガールフレンド」という上記の本文紹介に騙された感はあります。あまりこういう騙しは感心しないですね。紹介の文章自体は誰が考えるのでしょうか。 『原罪の庭』の事件の影響を引きずったままの頃の話で、ごく限られた人間としかコミュニケーションがとれなかった蒼が老犬「ブルー」を連れた女性と親しくなり、心を少し開いていくという話です。 ベルゼブブ 翳の視点で記述されている物語で、あまり読み易くはなかったですが、良かったなと思うのは、全共闘の時代の話はあまり知らなかったので、社会的にどういったことに関心があってどういうことに若者は突き動かされていたのかということが少し知識として入ってきました。 内容はゴールディングの『蝿の王』の少年達と、全共闘のある物語とをひっかけていて、ミステリーの要素も強く短編集の中ではいちばん良かったです。 ダイイングメッセージ《Y》 実は蒼の性格は最初からそんなに好きではないのですが、それが私にとって顕著に顕れる短編です。蒼は真っ直ぐすぎでよく出来過ぎに描かれていて、普通の人から見ると鼻につかないのかな、と思ってしまいます。 『センティメンタル・ブルー』と一連の作品ですがどちらも実際蒼はどちらかというと部外者であるし、蒼の介入によって誰かが本当に救われるのであればいいのですが、蒼がその未来図が見えていないことを口走るので、誰かを断罪するのは蒼自身が後味の悪さを覚えるとしても少し踏み込み過ぎていると感じてしまいます。 ミステリーとしては少し面白みがあって、Emiという演劇を志す双子の1人がとある舞台で亡くなるというもので、エラリー・クイーンの『Yの悲劇』をもじった様な「Yが殺す」のメッセージがあったりします。こういうのを読むとエラリー・クイーンも読まねばと思ってしまいますね。 センティメンタル・ブルー 『ダイイングメッセージ《Y》』で亡くなったはずのEmiが、スカートに血をつけて彷徨い歩いているのを見かけたという話と同じ日、Emiの双子の兄・蓉を見かけるという物語で、Emi とその蓉に対する鎮魂的な話です。 どうして蒼がこんなに絡む必要があるの?という疑念がずっと残り、これもなんとなく好きにはなれなかったですね。

Posted by ブクログ

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