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徳川日本の思想形成と儒教
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ぺりかん社/ |
発売年月日 | 2007/08/15 |
JAN | 9784831511782 |
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徳川日本の思想形成と儒教
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近世の思想家たちにかんする著者の論文をまとめた本です。 とりあげられている思想家には、中江藤樹、熊沢蕃山、山鹿素行、西川如見、石田梅岩などの著名な人物もいますが、そのほかにも、木下順庵の弟子で対馬藩に仕えた陶山訥庵、俳人としても活躍した常盤潭北、讃岐の豪農だった河田正矩など、マ...
近世の思想家たちにかんする著者の論文をまとめた本です。 とりあげられている思想家には、中江藤樹、熊沢蕃山、山鹿素行、西川如見、石田梅岩などの著名な人物もいますが、そのほかにも、木下順庵の弟子で対馬藩に仕えた陶山訥庵、俳人としても活躍した常盤潭北、讃岐の豪農だった河田正矩など、マイナーな思想家たちもそれぞれ一章を割いて考察がおこなわれています。 著者は本書の「あとがき」で、「何よりも先ず思想が個人の内面的世界に深く関わるものであることが押さえられなければならないと考えている」と述べています。また、西川如見や石田梅岩にかんする従来の研究が、ともすれば町人思想の発展というコンテクストのなかに置かれていることへの批判を述べており、それぞれの思想家の内側から理解しようとするスタンスがつらぬかれています。 とはいうものの、本書を通じて著者の共通の関心というものも見て取ることができるように思えます。その一つが、「時処位論」や「水土論」などに典型的に見られるように、普遍的な思想の枠組みのなかで「日本」という特殊性をどのように処理してきたのかという問題だといってよいでしょう。また本書の終章でとりあげられている「職分論」も、共通するテーマの一つといえるように思います。
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