社長に好かれるリーダーになれ！ Doyukan Brush Up Series

鋳方貞了【著】

• 販売会社／発売会社: 同友館/
• 発売年月日: 2007/07/25
• JAN: 9784496043246

商品レビュー

2011/11/27

著者は、関西大学卒業後「タイガー魔法瓶㈱」へ入社。特許、技術契約、営業、製造、商品企画、人事、経理、子会社管理を担当する。その後、繊維商社の役員を担当し、1995年に「アクティブ経営研究所」を設立し、人材開発コンサルタント、経営コンサルタントとして独立し現在に至る。モットーは「元気な中堅・中小企業に返信するお手伝いをする」

会社という組織を生かすも殺すも、経営者と現場との間に立つ幹部・リーダーの存在にかかっていると言える。社長のブレーンがその役割を存分に発揮することが出来れば、会社は間違いなく成長する。

その為にも、幹部・リーダーは上からも下からも信頼されるだけの「人間としての幅」を備えることが求められる。また社長の「知恵袋」として、常に幅広い知識を吸収し、視野を広げ、状況判断や事業運営、危機管理等の能力を磨き、社長の「よき理解者」として、その意志を汲み取り、現場にきちんと伝達するコミュニケーション能力を磨くことが求められる。

そのためにするべきことを大きく分けて４つに集約されている。
①人間として長所を伸ばし幅を広げる
②社長の気持ちを理解する
③社長の仕事をよりよく補佐する
④部下との付き合い方、育て方

経営コンサルタントである著者。
説明の中では、基本的なキーワードである「５S」等が使われていたり、マズローの欲求段階の説明等が出てくる。しかし、それ以外にも非常に多くの経営に関する考えを多用して説明がなされている。

しかし、難解な言葉ではなく、あえてその単語を出さず噛み砕いて現場レベルでその言葉を表現することによって私たちに本質を伝えようとしている。

リーダーの役目であるトップの考えを現場レベル・行動レベルまで落とし込むということの大切さが著者の著し方にも実際に反映されており、読みやすさと巧みな説明には学ぶべき点が非常に多い。

要所に色々なチェックリストが用意されており、そのチェックリストを見直すことで現在の自分の位置を把握しながら読み進めることができるという仕組みも本書の特色であると言える。

リーダー論のバイブル的な一冊として手元においておきたい。

2011/08/16

著者はコンサルタント。

どんな社長でも右腕は必要。

貴方が部下であれば社長に頼られる人になるのが一番。

本書は著者の仕事観＆人生観のようなものです。

一つでも二つでも自分にとってプラスになる考えが学べれば良いと思います。