占拠ダンス

木宮条太郎【著】

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎/幻冬舎
• 発売年月日: 2007/07/25
• JAN: 9784344013650

商品レビュー

2010/05/24

邦和信託銀行神田支店。ある朝、開店時間を過ぎてもシャッターが開かない。一社員の嫌がらせかと高を括る上層部だったが、立てこもった犯人から全社員に宛てた一通のメールが届く。「神田支店は占拠された。宣言する。これはストライキだ」邦和信託の恥部が詰まったデータで経営陣に揺さぶりをかける占拠犯は、交渉役として、六年前の金融危機で袂を分かったかつての同期を指名する―。

2007/11/08

犯人には共感できるし、話としても面白いと思うけど、主人公の因縁不足とか、ヒロインたちの行動の意味不明さとか、OLたちの行動の軽さとか、金融機関のコンプライアンスの欠如度の迫力不足とか、全体的にディテールが弱かった。
(2007/11/6)

2007/09/03

信託銀行で占拠事件発生。犯人の要求は…。会社の「くだらなさ」にキレた社員が支店を占拠して、今まで会社がやった事を白日の下に晒す。金融機関が舞台だけあって結構「カタイ」内容に感じるかも。でも結構スリリングだったりして、読み進む。ちょっと、賢くなった気分になった。