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いつか棺桶はやってくる
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いつか棺桶はやってくる

藤谷治【著】

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いつか棺桶はやってくる

定価 ¥1,760

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館/小学館
発売年月日 2007/07/27
JAN 9784093861892

いつか棺桶はやってくる

¥110

商品レビュー

2.9

8件のお客様レビュー

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2020/07/14

うらみがましく、おびえきった、おおくのひとの、こころのうたごえ。ひとびとは、こころのなかで、じぶんがこんな、みじめでかなしい、うたをうたいつづけているとは、おもいもよらずに、いきている。 ある日、内藤タダオが仕事から帰ると家に妻がいなかった。洋服や靴もなく、河馬のぬいぐるみも...

うらみがましく、おびえきった、おおくのひとの、こころのうたごえ。ひとびとは、こころのなかで、じぶんがこんな、みじめでかなしい、うたをうたいつづけているとは、おもいもよらずに、いきている。 ある日、内藤タダオが仕事から帰ると家に妻がいなかった。洋服や靴もなく、河馬のぬいぐるみもなくなっていた。 自宅マンションの階段には、数日前から女が座り込んでいるが、見たこともない全く知らない女性で、何が目的なのかも分からない。 そんな風にして、物語は始まる。 内藤タダオの仕事は、地下200mにある秘密の研究所で『まむし』を研究することだ。『まむし』は、限定された空間を完全なる真空にすることができる。爆弾より毒ガスより便利な人殺しの道具になりえる研究だ。 とても摩訶不思議な話で、何をどうやって感想を書いたらいいのか分からない。なんだなんだと思っているうちに、物語は唐突に幕切れになってしまう。 世界中の人たちと繋がるには、間にわずか6人の人を介せばいいという。だから、わたしたちがしていること、無意識のうちにしていることが、この地球上で起こる恐ろしく悲しいこと全てに繋がっているとタダオの妻は言う。 タダオは勿論、それに反論する。この世に起こる不幸が全部、自分のせいなわけがないと。 この本が伝えたいことはなんだったんだろうと考える。 「いつか棺桶はやってくる」 というタイトルからわたしが想像した話とは全く異なる話だった。始まりは謎に満ちていたが、謎ではない不確かな、形のない、人によって見え方が違う、そんな何かを探す物語のように思う。 ひとりでは、とうてい、かかえきれない、おそろしさを、ひとりで、かかえつづけなければ、ならない。だれも、たすけては、くれないし、だれにも、たすけられない。そして、だれも、たすからない。

Posted by ブクログ

2017/01/15

ワクワクする人発見! 他の作品が読みたい 始まりと中盤はガツガツ行ったのに 終わりって・・・ ああするしかないんかなあ~

Posted by ブクログ

2013/08/15

研究室に勤務するタダオ。消えた妻。玄関前に座り込む女。あやふやな態度の義父。謎の男。謎が多くて先が気になってどんどん読み進めてしまえる。 主人公の気持ちや周囲の詳細などの描写、謎だらけで怪しげで雰囲気は良いんだけど、ラストが飛びすぎてよくわからなかった。自分が理解できなかったの...

研究室に勤務するタダオ。消えた妻。玄関前に座り込む女。あやふやな態度の義父。謎の男。謎が多くて先が気になってどんどん読み進めてしまえる。 主人公の気持ちや周囲の詳細などの描写、謎だらけで怪しげで雰囲気は良いんだけど、ラストが飛びすぎてよくわからなかった。自分が理解できなかったのか、あえて謎のままにしておいたのか。つまり伏線回収がもうひとつ。 雰囲気込みで読ませるところは嫌いじゃないけど、話としては消化不良気味。

Posted by ブクログ

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