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「まずい!!」学 組織はこうしてウソをつく 祥伝社新書
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「まずい!!」学 組織はこうしてウソをつく 祥伝社新書

樋口晴彦【著】

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「まずい!!」学 組織はこうしてウソをつく 祥伝社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社/祥伝社
発売年月日 2007/08/05
JAN 9784396110796

「まずい!!」学

¥110

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2014/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

リスク管理といっても、なにもかもが思い通りにいくわけはない。周知ひとつとっても、社内ニュースにあげたから理解したはずだなんて、幻想のなかの幻想。でも、わかっていながら、それで済ませているとどうなるか。 いまから7年前の本なので、取り上げられている事例もちょっと古いですが、いずれもリスク管理を改善していくうえで、見過ごしがちな点が満載。これはつまり、監査上よく観察しないといけない点。サイロに陥りがちな現場に、横断的な視点をもたらすところに存在価値があるのだから。 直近の自分トピックでいえば、進捗確認。みずほ銀行のシステム開発障害では、「どうですか」「順調です」などの形式的なやり取りに終始し、個々の開発実態をまったく把握していなかったという。結果、相互のチェック、牽制が働かなかった。進捗確認を単なるスケジュールだけの話に終始しちゃいかんということ。 失敗するシステム担当者の典型例も参考になる。 以下、備忘。 ただし、よくよく考えたいのは、不祥事を起こした会社の情報は、外部調査などでつまびらかにされるけど、そういう不祥事が(実際にも)起きてない会社との比較ができてないこと。こんな状況ならそうなるよね、とは思うけど、一線を画す(そんなものがあるとして)キーは何だろうと考えてしまう。捉えがたいことこのうえないのが、統制環境なんだろうけど。 ・社長に事故を報告するかどうかの基準なし、担当部長がその都度判断(パロマ) ・取締役会において集団的に検討されるのではなく、トップの判断によってすべてが決定。取締役会は無機能状態(パロマ) ・経営者が周囲に障壁を作って都合の悪い情報を遮断(パロマ) ・トップがワンマン化してしまうのは、その周囲にろくな人材がいないことの裏返し ・監督の不履行という怠慢を、「信頼」という美しい言葉で誤摩化そうとするケースが少なくない。 ・リスク情報をいくら流しても、それを関係者がきちんと読んでくれなければどうにもならない。 ・「危機感の風化」と果てしなく戦いを続けていくことが、リスク管理担当者の背負った十字架 ・「正確かつ詳細な事実認定」がなくても「再発防止策の提言」ができるという発想を抱いていること自体が、本調査委員会の問題点を端的に示している(ふじみ野市プール事件) ・無知であるがゆえに危機感がなく、危機感がないから対策が進まない ・総合的な視点が欠如する官僚的縦割り型のシステムに、いかにして総合的視点を持ち込むか、経営者の頭を悩ませる古くて新しい課題 ・事態をさらに悪化させるのは、社内のシステム担当者の退職。迷路と化したシステムの全容を理解している者がいなくなれば、システムの保守管理さえもおぼつかなくなる(みずほ銀行システム障害) ・「だろう」「はず」よりすぐ確かめよ ・やかまし屋の復権 ・ソクラテスメソッドで部下を鍛える

Posted by ブクログ

2011/12/27

ひどい例のオンパレード。その中の一つの章に、『同族企業が直面する「三代目の危機」』てのがあって、いろいろな三代目を思い浮かべた次第。

Posted by ブクログ

2011/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

太平洋戦争が起こった経緯が興味深かった。「やかまし屋」という悪役が組織には必要だという結論や、コンサルタントに依頼した企業が引っ掻き回されてしまうたとえ話が分かりやすく、またおもしろかった。

Posted by ブクログ

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