ロシアのジョーク集 アネクドートの世界 ユーラシア選書

さとう好明【著】

• 販売会社／発売会社: 東洋書店/東洋書店
• 発売年月日: 2007/07/25
• JAN: 9784885957178

商品レビュー

2022/08/03

ウクライナ戦争に至るロシア人気質を理解したい気持ちもあって、ここ数年割と読んでいるロシア小説に加えて、ロシアジョーク（アネクドート）も読んでみた。

前半の万国共通で笑える話は分かりやすいけど、後半になるほど難解。

ウォッカとピストルと決闘が、小説の定番三点セットだが、ロシアンルーレットなるものが存在してる点だけでも、相当異質な気はするな。

2015/12/13

ロシア人あたまおかしい。

物理的には近いのになんとなく遠い国ロシア。元社会主義国であるということも大きいのでしょう。

理解できない話がいくつもあったけど、ところどころにはさまれたロシアの珍エピソードが興味深くて読み込んでしまいました。

・二〇世紀初めモスクワの乳製品工場の経営者バラーンドフが、美人の若い研究者イリーナ・サーハロヴァにケフィール製造の秘密を探らせるべく、彼女をカフカースに派遣した。 しかし交渉ははかどらず、土地の有力者がイリーナを嫁にしようと誘拐してしまう。 結局彼女は結婚には応じず、誘拐のお詫びとしてケフィール菌とその製法がロシアにもたらされたという。(p.9,10)
・男子刑務所では最下層がホモという不可触賤民であり、強姦されてでも一旦ホモにされれば、一生ホモ扱いされる。ホモが触れたものに触るとホモとみなされる。(p.13)
・切腹はロシア語ではハラキーリ。
・イクラはロシア語で「魚の卵」「ふくらはぎ」
・19世紀ロシアでは男性はふくらはぎを太くみせるのが流行り

やっぱり頭おかしい。

2010/06/16

［　内容　］

［　目次　］
第１章　万国向け（受け）小話
第２章　ロシア人の目に映る日本人
第３章　知られざるカザフスタン
第４章　ロシアの奇人変人珍談奇談（一八～二〇世紀初め）
第５章　ロシア的小話
第６章　ユダヤジョーク
第７章　駄洒落・ナンセンス小話・トンチ話
第８章　政治小話

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］