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第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界
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第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界

傳田光洋(著者)

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第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日出版社/朝日出版社
発売年月日 2007/07/25
JAN 9784255004013

第三の脳

¥605

商品レビュー

3.7

16件のお客様レビュー

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2020/10/31

発生の段階で、脳や脊髄、目、鼻、口、耳は外肺葉がくぼんで形成され、残った部分が皮膚の表皮になるため、神経系、感覚器、皮膚は出自が同じ。 表皮細胞のケラチノサイトは様々なホルモンを合成し、その受容体も存在する。神経細胞と同じ電位のオン・オフの状態もある。表皮が興奮状態だとバリア機...

発生の段階で、脳や脊髄、目、鼻、口、耳は外肺葉がくぼんで形成され、残った部分が皮膚の表皮になるため、神経系、感覚器、皮膚は出自が同じ。 表皮細胞のケラチノサイトは様々なホルモンを合成し、その受容体も存在する。神経細胞と同じ電位のオン・オフの状態もある。表皮が興奮状態だとバリア機能の回復が遅れ、抑制されると回復が促進され、肌荒れも治る。 アトピー性皮膚炎には海水浴療法があり、美容には、にがり療法がある(海水からナトリウムを除いたもので、主成分はマグネシウム塩とカルシウム塩)。 グルーミングによって、快楽ホルモンであるβエンドルフィンが放出される。

Posted by ブクログ

2016/12/24

皮膚という視点から物事を考えるという視点を得られた。 まだまだ新しい分野という感じで、仮説がおおく、想像力を働かせられる分野だと思ったし、楽しかった。 筆者のあとがきが心に響いた。

Posted by ブクログ

2016/04/26

常識を打ち破るためのエッセンスが多く詰まっている。 ・生体の内部環境では、因果律、時間(過去が未来を決定する)の概念が通用しない可能性がある。(p.204) ・絶対(常識)などということは、生物の進化を見ても存在しない。マトゥラーナとヴァレラのオートポイエーシスの概念は、外部...

常識を打ち破るためのエッセンスが多く詰まっている。 ・生体の内部環境では、因果律、時間(過去が未来を決定する)の概念が通用しない可能性がある。(p.204) ・絶対(常識)などということは、生物の進化を見ても存在しない。マトゥラーナとヴァレラのオートポイエーシスの概念は、外部からシステムの組織構成への何らかの介入が生じた場合、それは単にシステム自体の損傷を意味するだけである。→非因果律(p.208) ・目で見た世界では説明がつかないことが、皮膚から考えると理解できる。(皮膚感覚は暗黙知)(p.217) ・生命と環境の物理的境界が、皮膚である。皮膚が、感じ、判断し、形を変えるシステムを持つ。内と外を区別することは、自律的である。(表皮の形成)(p.206)

Posted by ブクログ

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