こわい！闇玉 こわくて不思議な16の闇の世界 講談社KK文庫

令丈ヒロ子, 石崎洋司【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2007/07/17
• JAN: 9784061990432

商品レビュー

2021/02/28

このこわい！シリーズは、僕が小学生の頃によく読んでいた本でした。
1話1話短めのこわい話の短編集で、読みやすく、何より内容が面白いものばかりで楽しめると思います。

そして実に10年ぶりくらいに、また読み返しました。
今の僕にはもう怖くなくなってしまいましたが、小学生の当時の僕は読み終わったあと、1人でお風呂に入ったりトイレに行くのが怖かった覚えがあります。笑

ですが今この年齢になっても、やっぱりなぜか売ろうとも捨てようとも思えないそんな本です。

こわい！闇玉、18歳になった僕でも楽しめましたので、とてもオススメです。笑

2020/09/22

この世にはお化けや妖怪にまつわるこわい話、ふしぎな話があります。信じるも、信じないも貴方次第ですがそういう話はやっぱりあるみたいなんです。ほら、ふと思い出してみてください、貴方が体験したあの出来事ももしかして？

小学生向けの怪談本。お化けに関する怖い話から、不思議な話、そしてちょっと笑える話が16話入っている。どれも短い話で、手軽に読める。短い読書時間には最適かも。すごーくこわい！という感じではないが、オチがわかっていても「うっ」となる話が数話あった。また、自分が悪意を持って人に接したばっかりに報いを受ける話もあり「意地悪をしたり、人を困らせようと悪意を持って接するとひどい目に合う」と教訓めいたものもあった。小学生の純粋な優しさ故か、幽霊を気遣う話があって思わずほっこり。お気に入り話は、自分の父親が閻魔大王で、兄がアメリカ留学してしまったせいでその仕事を手伝わなくてはいけないと主人公が独り言ちる話。普段は母親が手伝うのだが、台所仕事の所為で夕方から夜の8時まで空白の時間ができてしまう、というあたりが妙にリアルで笑ってしまった。