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無意識の構造 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社/中央公論新社 |
発売年月日 | 1977/09/22 |
JAN | 9784121004819 |
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私は私が思っているような人間だし、他人にそれが伝わるかと言えば、普段私の周囲にいて私をみている人々が勝手に描く「私」のイメージに過ぎない。誰も真実の私を知るものなどいないだろう。それと同様に、私自身が「本当の私」を理解しているかと言えば、これもまた、自分でも理解しきれていない私が...
私は私が思っているような人間だし、他人にそれが伝わるかと言えば、普段私の周囲にいて私をみている人々が勝手に描く「私」のイメージに過ぎない。誰も真実の私を知るものなどいないだろう。それと同様に、私自身が「本当の私」を理解しているかと言えば、これもまた、自分でも理解しきれていない私が存在するに違いない。 本書はユング派の臨床心理学者によって書かれた無意識の構造について、自身が分析した患者さんの夢や、心理学の実験の事例、学説などを用いて解説している。本書自体が昭和52年の出版物でありながら、人の深層心理が遥か古代から変わることなく人々を恐れさせ、また興味を掻き立ててきた事がわかる。近代になり、フロイトやユング、アドラーなどの著名な心理学者が多数活躍するが、それは皆、よく分からない自分という存在を、理論的に説明するために分析が盛んに行われた事が原因だろう。我々の生活は、産業革命を経てそれまでの緩やかな農業や遊牧などから、雇われて指示されて機械的に働くような、厳しいスタイルに変化してきた。そうした中で厳しい現実を前に、心身ともに疲労する人々が増加し、今でいうメンタル不調を来す者も増えたのではないかと思う。また印刷技術をはじめとする情報の流通技術の進歩は、人々に凄惨な事件や事故、戦争や災害などの恐怖を知らしめる機会を生み出し、それまでは自身の周りの事しか知らなかった人々が、他者の感じた恐怖や喜び悲しみなどの感情に触れ、共有出来るようになったことも心理学を発達させた一因ではないかと思う。皆誰しも心に抱えた闇や病的な感情を持ち合わせながら、それを上手くコントロールして生きている。 以前の私はよく夢を見ていたが、最近はあまり見なくなった。疲れて眠りが深いせいか、見てはいるが翌朝忘れようとする意識が強くて、記憶から毎日消去しているのか分からない。久しぶりに見た夢で、はっきりと記憶できたのは、亡くなった母が天使のような羽をつけて、実家の大黒柱を前に浮遊している。亡くなる少し前に屋根瓦を昔ながらの古めかしい重たい石材タイプから、現代風の軽い素材に置き換える工事が完了した。母は生前、大きな地震が来たら、大黒柱(といっても、家の四隅の一角を支えるかなり細い柱)一本で支えている箇所が折れて、2階が落ちる事を心配していた。だから、その柱が折れずに済むようになった事を、柱を前に浮遊しながら誇っているようだった。 きっと恐らくこの夢自体も心理学者が分析すれば、何かしらの心の傾向などを読めるのかもしれない。私自身は母がその話題を出すたびに、築40年を超える家だから今更直してもお金ばっかりかかるなと、話題を避けていた。心のどこかでは母と同じように心配しながら、話題を避けていたことへの懺悔の気持ちがあるのかもしれない。こんな風に、私が気づかない私について、普段「人と上手く」生活する上で演じているペルソナ、心の奥深くに潜んでいるアニマやアニムス(本来の性別とは異なる異性的な面)、そしてコンプレックスなどを本書はわかりやすく解説していく。 これで自分の真の姿を知る事ができるかというとそうではないが、自分の知らない一面に少し近づく良い機会、知識になるのではないだろうか。
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同著者のユング心理学入門の要約版みたいな感じ 僕的には無意識が個人だけのものではなく人類に共有されているという考えより、個人に内面の宇宙が広がっていてそこに共通領域が幅広く見つけられると考える方が受け入れやすく感じる。 心的エネルギーが保存されると仮定すると、色々都合がいいと...
同著者のユング心理学入門の要約版みたいな感じ 僕的には無意識が個人だけのものではなく人類に共有されているという考えより、個人に内面の宇宙が広がっていてそこに共通領域が幅広く見つけられると考える方が受け入れやすく感じる。 心的エネルギーが保存されると仮定すると、色々都合がいいと思う。閉鎖空間において、という条件は1人の人間が持つ心的エネルギーがいかなる要素に影響されずに一定であるということに変換されるのかな? フロイトって対象への心的エネルギーが戻ってくることでどうたらって言ってた気がするから、そもそもユングとフロイトで心的エネルギーの解釈がかなり違うのかなと疑問に思った。 アニムスに触れるために影の道を通る必要があるというのはなぜなんだ?? 読んでいると、定立するものと反定立するものを統合するためには、多くの苦難を伴うが、それは受け取るべき苦難であり、それを回避しては、創造的な道を開くことはできないってことがヒシヒシと感じました。
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素人には難しい内容だった。夢の内容は偶然の産物だと思ってるので、そこに人の無意識を顕在化させることについてあまり受け入れられなかったが、それは自分の理解が幼いだけのように思う。 東洋人と西洋人の話は理解できて面白かった。
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