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岸信介 権勢の政治家 岩波新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2005/10/20 |
| JAN | 9784004303688 |
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岸信介
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岸信介
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
まさに激動の人生。戦前、戦中は戦時の経済統制の中心にいて辣腕を振るい、その後A級戦犯となるも不起訴で釈放。さらにその後衆議院議員となり当選から数年で総理に。岸自身の能力もさることながら運の良さも人並外れている。政治家に最も必要なのは運の良さと岸自身も言っているが説得力がある。
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岸信介という人物に対しても、どうしても「食わず嫌い」があったのだが、歴史を学ぶ上では、それはNGで、近代史の満州を知るにつけ、この人物を知ることは避けて通れない。 筆者は、岸信介の生前時に多くのインタビューをこなしていることもあり、豊富な情報を基に、客観的な評価を加えている。岸...
岸信介という人物に対しても、どうしても「食わず嫌い」があったのだが、歴史を学ぶ上では、それはNGで、近代史の満州を知るにつけ、この人物を知ることは避けて通れない。 筆者は、岸信介の生前時に多くのインタビューをこなしていることもあり、豊富な情報を基に、客観的な評価を加えている。岸信介の通史を知る上で良書だと思う。 以下引用~ ・当時の政治思想を反映して、東大では吉野作造をリーダーとする民本主義の流れと、上杉慎吾を中心とする国粋主義の勢力が厳しく対峙していた。 後者は国家の伝統精神を涼とし、国権主義を主張する木曜会へと流れ込んでいく。 また、憲法学では、天皇機関説を唱える美濃部達吉と、天皇主権説を唱える上杉慎吉とが、これまた激しいい確執をみせていた。 ・その思想的基盤が大川の大アジア主義であることを率直に認めているのである。岸のなかに理論的に構築されつつあった北一輝的国家主義、すなわち国内改造論と対外膨張論とを一体化させた国家社会主義は、同時に大川の代アジア主義によってさらに肉付けされていったといえよう。 ・しかしこの日中戦争勃発は、同五か年計画の命運を左右する満業経営の成否がアメリカ資本の大規模な導入にかかっていたにもかかわらず、日中戦争は鮎川のこのもくろいを見事に打ち砕いてしまったからである。 ・「サイパン陥落は日本の戦争継続を不可能にした」というのが岸の主張であったにたいし、「作戦的判断は軍人がやることであり、岸ら素人の関知するところではない」といのが東条の立場であった。 ・岸におけるアジアへのこうしたアプローチが、日本を盟主とするかつての彼の「大東亜共栄圏」思想ないし「大アジア主義」と必ずしも矛盾するものでないことは、やはり記憶されなければならない。
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1995年、平成6年出版。昭和の妖怪とも呼ばれた岸信介の官僚、政治家としての足跡を、本人のインタビューも交えつつ辿っている。 個人的には『安倍三代』の読了後に、「では、安倍晋三のもう一系統の祖父は、どんな政治家だったのか?」が知りたくなって読んだ。岸の政治家としての実績や、政治...
1995年、平成6年出版。昭和の妖怪とも呼ばれた岸信介の官僚、政治家としての足跡を、本人のインタビューも交えつつ辿っている。 個人的には『安倍三代』の読了後に、「では、安倍晋三のもう一系統の祖父は、どんな政治家だったのか?」が知りたくなって読んだ。岸の政治家としての実績や、政治観、哲学、信念を知る上で、読み応えのある一冊だった。特に日米安保改定の実現の前後のくだりは、現在の日本の政治にも通底する本質的な問題であるとも感じた。 優れた政治家で、若きからの俊才。満洲国に至るまでのキャリアにも表れているように、先見性にも優れていた。 だからこそ、岸が今の政局や政権をどう見るのか、やはり気になってしまう。孫を大変に寵愛したという彼だから、やはり晋三びいきのジャッジになるのだろうか。統制力のある強い国家を目指した彼にとって、その理想とは程遠く思えるのだが、どうだろう。
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