1,800円以上の注文で送料無料

結婚十五の歓び 岩波文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

結婚十五の歓び 岩波文庫

新倉俊一(著者)

追加する に追加する

結婚十五の歓び 岩波文庫

定価 ¥660

220 定価より440円(66%)おトク

獲得ポイント2P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

12/31(火)~1/5(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 2002/11/14
JAN 9784003257111

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

12/31(火)~1/5(日)

結婚十五の歓び

¥220

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2015/03/26

中世フランスの結婚に対する反抗文学。 名前とは裏腹に内容は辛辣さ溢れるものになっている。 女の汚い部分が全面に押し出されており、その汚さにやられてしまう良夫の姿が可哀想であると同時にどこか滑稽ですらある。 中世フランスの作品だから言葉遣いはやはりどこか古びた臭いがするが、内容は...

中世フランスの結婚に対する反抗文学。 名前とは裏腹に内容は辛辣さ溢れるものになっている。 女の汚い部分が全面に押し出されており、その汚さにやられてしまう良夫の姿が可哀想であると同時にどこか滑稽ですらある。 中世フランスの作品だから言葉遣いはやはりどこか古びた臭いがするが、内容は読みやすい。結婚する前に1回読んでおきたい一冊である。

Posted by ブクログ

2014/01/18

反結婚文学の古典とのこと。 序文は解説にこうあります。「ことさら抽象的もしくは知的な語彙を多用し、無理に格調高い文章に仕上げようと試みて果たさなかった」。 このため序文だけ今まで読んだことのない日本語になっているが、本編の十五の歓びは読みやすいので、序文だけ読んで投げた人は本編...

反結婚文学の古典とのこと。 序文は解説にこうあります。「ことさら抽象的もしくは知的な語彙を多用し、無理に格調高い文章に仕上げようと試みて果たさなかった」。 このため序文だけ今まで読んだことのない日本語になっているが、本編の十五の歓びは読みやすいので、序文だけ読んで投げた人は本編を先に読みましょう。 また解説から取り上げますが、「もしかすると・たまたま・時によると」などの決り文句と「一般化する未来形(~するであろう)」の多用によって作者が望む結末へと物語を引っ張るやり方とその構成におかしみがあります。笑えます。 内容は会話文が主体。 貞淑な妻を演じる女の裏側の策略を描いています。夫の目にする妻だけを見ると、生涯ただ一人この人以外には考えられないと思わせる良き妻に思える程の演技力です。 文体は古いですが情念が感じられて内容に即していて良い文章でしょう。 傑作なのでおすすめです。ただ十五の歓びといいつつほとんど被っていて明確に分けられていないのは欠点で、だんだん飽きてきます。 それはこの書が「聖処女の受け給いしと思しき大法悦」に因み十三世紀以来いくつも作られてきた「美しくもまた敬虔なる祈祷文(聖母の十五の歓び)」のパロディのためらしいです。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す