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ゴッホの手紙(中) 岩波文庫
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ゴッホの手紙(中) 岩波文庫

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(著者)

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ゴッホの手紙(中) 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 1961/05/01
JAN 9784003355329

ゴッホの手紙(中)

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商品レビュー

4.1

13件のお客様レビュー

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2010/05/28

 ゴッホはどんなこと…

 ゴッホはどんなことを考えて表現活動をしていたのか。ゴッホの絵をさらに味わいたいとこの本を手にとる人は多いと思う。答えは本書に十分に求められる。美術商の弟に生活費をもらう代わりに絵を送りその説明をしている書簡が大半を占めるからだ。しかしこの膨大な書簡を読む者はゴッホという個人を超...

 ゴッホはどんなことを考えて表現活動をしていたのか。ゴッホの絵をさらに味わいたいとこの本を手にとる人は多いと思う。答えは本書に十分に求められる。美術商の弟に生活費をもらう代わりに絵を送りその説明をしている書簡が大半を占めるからだ。しかしこの膨大な書簡を読む者はゴッホという個人を超えて芸術家の考え方を学ぶことになるだろう。

文庫OFF

2024/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ゴッホ自身はこんなに全世界にプライベードであるはずの手紙を公開されて恥ずかしいだろうな笑 でもこの手紙を読んでこんなに生きるのが下手で癇癪持ちでネガティブで、かまってちゃんみたいに返事の催促しつこいおじさんなのに一人ぼっちがさみしくて画家仲間と一緒に住むのが待ちきれないゴッホが愛おしすぎる。 ゴーギャンはまだかい?ゴーギャンはまだ渋ってるのかな?もうゴーギャンにこれ以上しつこくするのはやめよう。。別に俺はゴーギャンが来なくたっていいんだからね! その後ゴーギャンが来ることが伝えられると、一人ぼっちじゃなくなるのがうれしい!って笑 近くにいたら絶対めんどくさくてやだし弟のテオも可哀想だけど。。(一生懸命支えたのにゴッホの絵が売れるようになる前に兄の後を追うようにして亡くなってしまったわけだから。) ゴッホの最期が分かってるのでゴッホが「長生きするのも悪くはないね」とか今はお互い苦しくても頑張って成功させよう!と弟のテオに手紙で明るく希望を語っている文を読むとせつなくなりますが読むのが止められない。気づいたらまた手に取って読んでる。 あとゴッホ日本に憧れすぎて自分を含めた印象派全員を“フランスの日本人”とまで言ってるのがおもしろかった とにかく読んでてずっとゴッホがなんか愛おしいのでおすすめです。

Posted by ブクログ

2023/12/01

中・下巻が弟テオへの手紙である。 このうち中巻は、パリの数通のほか、アルルに引越してからゴーギャンが引っ越してくるまでの間のやり取りであり、ゴーギャンを待ち侘びている様子がよくわかる。 基本的にはゴッホの絵は売れていないので、絵の具、画布、生活費、ゴーギャンの引越費用まで含めて全...

中・下巻が弟テオへの手紙である。 このうち中巻は、パリの数通のほか、アルルに引越してからゴーギャンが引っ越してくるまでの間のやり取りであり、ゴーギャンを待ち侘びている様子がよくわかる。 基本的にはゴッホの絵は売れていないので、絵の具、画布、生活費、ゴーギャンの引越費用まで含めて全てテオの負担である。太っ腹である。 ゴッホは、自分の絵を担保にすればいいとか、パリの方が画材がずっと安いからお得だとか、一人分の生活費でゴーギャンも含めて二人生活できるからそっちの方がずっとテオのためになるとか、色々な理屈をこねてはテオから毎週のように仕送りを送ってもらい、絵の具を買ってもらっている。 読者はゴッホの書いた手紙しか読めないので、テオがどんな気持ちでこれらの手紙を受け取り、どのような返事をしていたのかはわからないが、文句も言わずに絵の具を送り、生活費を送金している様子である。 これだけだと、ダメな兄にたかられているようだが、テオが惜しまずにせっせと絵の具を送ってくれたおかげでアルル時代に多くのゴッホの代表作が次々と生み出されているのが、とにかくすごい。 ゴッホがゴーギャンが来ることを待ち望んで、家具を用意し、向日葵の絵をたくさん描いて部屋に彩りを添えているのが、その後の破局を知っているだけに辛い。 そんな金の無心5、ゴーギャン待望4、その他絵とか家族のこと1という割合になっている。 あとは、ゴッホはとにかく貧乏だからモデルを雇えず、金のかからない自画像や風景画を描いていたことがわかる。モネやドガ、シスレーなどの先行する印象派との距離感があるのも面白い。アウトサイダーであり、プロレタリア画家なのだ。しかし、絵の具をケチらずに厚塗りを続けたのは偉い。 意外なほどドラクロワを意識していること、モンティセリという先行の画家は初めて知った。

Posted by ブクログ