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笑い 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
| 発売年月日 | 1978/10/01 |
| JAN | 9784003364536 |

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商品レビュー
3.4
15件のお客様レビュー
笑いをテーマにしたこの作品は、笑いの本質やその背後にある心の動きを深く考察しています。特に、笑いを学問として捉えたフロイトやベルグソンの視点を通じて、何が「おかしい」と感じさせるのか、その不思議さを探求する過程が描かれています。序盤の論点を応用しながら、具体的な比喩を用いて説明が進むため、理解が深まる構成になっています。特にページ122以降は分かりやすく、そこから他の重要な部分に戻ることで、全体の理解が進むとされています。この作品を通じて、笑いの観察がいかに重要であるかを再認識でき、日常生活の中でおかしみを感じることの意味を考えるきっかけを与えてくれます。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
初読は学生時代。しかしこの独特の持つて回つた物言ひに、理解するのに難儀しました。否理解出来なかつた部分もありました。まあわたくしの無知蒙昧さが招くもので、仕方あるまいと感じてゐました。 齢を重ねて再読した際には、やはり分かりにくくて、結局この文章(訳文)は悪文なのだらうと勘考...
初読は学生時代。しかしこの独特の持つて回つた物言ひに、理解するのに難儀しました。否理解出来なかつた部分もありました。まあわたくしの無知蒙昧さが招くもので、仕方あるまいと感じてゐました。 齢を重ねて再読した際には、やはり分かりにくくて、結局この文章(訳文)は悪文なのだらうと勘考しました。多分原文はもう少し分かり易いのではないか。林達夫といふ人は有名な偉い先生なので、お前何様だと言はれさうですが。 例へば「生活と社会とが我々各人から要求するところのものは、現在の境地の輪郭を識別するところの絶えず気を張っている注意であり、それはまた、我々をそれに適応させることができるようにする肉体と精神との一種の弾力である」なんて文章、一読してすんなり頭に入つてこないのが悔しいのであります。 笑ひといふものは人間的な概念らしい。動物は笑はぬのでせうか。笑ひの元となる「おかしみ」(拙ブログの表記では「をかしみ」となる筈ですが、本書に合せます)を分類し、夫々をモリエールなどの喜劇作品をテクストとして解説してゐます。 第一章で「おかしみ一般」「形のおかしみ」「運動のおかしみ」「おかしみの膨張力」を論ずる。いはばタテの分類でせうか。基本的な三つの点を指摘します。即ち、「おかしみ」は固有の意味で人間的であること、無感動であること(笑ひの大敵は「情緒」らしい)、他者から孤立してゐないことのやうです。 第二章は「状況のおかしみと言葉のおかしみ」。子供の遊戯「びっくり箱」「操り人形」「雪達磨」の三つを例にとり、如何なる場合に「おかしみ」が誕生するのかを(たぶん)丁寧に繰り返し説明してゐます。 第三章「性格のおかしみ」では、「放心」なる概念が度々登場します。「笑いは何よりもまず矯正である。屈辱を与えるように出来ている笑いは、笑いの的になる人間につらい思いをさせなければならぬ」「笑いは絶対的に正しいものであるというわけにはいかない。また必ずしも親切なものでもないことを繰返しておこう」などといふ指摘は、現代の芸人さんにも通じるものがあるのではないでせうか。まあ良くわからんが。 後半になるに従ひ、越来越熱が入り面白くなつてきます。とはいへ、やはり別の新訳でも一度読まうと存じます。
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ベルクソンについては小林秀雄伝で興味が湧き、まずは本書を手に取ってみた。 小林秀雄はマテリアリズムだけでは説明できない人間の生、あるいは精神をベルクソンを拠り所としながら説いているが、本書にも十分にその思想を垣間見ることができた。 それは喜劇(笑い)を肉体に、悲劇を精神に分けて...
ベルクソンについては小林秀雄伝で興味が湧き、まずは本書を手に取ってみた。 小林秀雄はマテリアリズムだけでは説明できない人間の生、あるいは精神をベルクソンを拠り所としながら説いているが、本書にも十分にその思想を垣間見ることができた。 それは喜劇(笑い)を肉体に、悲劇を精神に分けて論を進めているところに最もよくみられる。「精神を示す偉大なスピーチ中に、肉体を感じさせるくしゃみをすると笑いが起きる」という例えは見事! 笑えない笑いの本と皮肉的に言われているが、個人的には具体例の部分は特にクスクスと笑えた笑。 また本書で展開される芸術論も興味深い。私は「芸術は誰かがイデアを直観したことに端を発して創造されるものであれば、では一体鑑賞者は何を見ているのか?同じイデアを直観し得ないはずでは?」という疑問を持っていた。 これに対してベルクソンはこう言っている。 「彼(芸術家)がまことにそれを見たのであったなら、彼が張を撤するためにやった努力は、我々を否応なしに模倣させずにはおかない。彼の作品は我々に教訓として役立つ一つの範例である。そして教訓の効力によってまさしく作品の真理が測られるのである」 なるほど!と。 このように、笑いに関する喜劇や悲劇の考察だけではなく、詩を主とした芸術論も読めるので、かなり面白い。 次は『物質と記憶』かなー。
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この翻訳が読みづらい方へ。p.122から読めばだいたい言いたいことがわかる。序盤に展開した論を応用した形で、言葉だの性格だの滑稽さの説明に入っていくので、その都度作者は説明を繰り返している。そのうち、p.122の部分からが、大変分かりやすい比喩で書かれている。そこから、p.25の...
この翻訳が読みづらい方へ。p.122から読めばだいたい言いたいことがわかる。序盤に展開した論を応用した形で、言葉だの性格だの滑稽さの説明に入っていくので、その都度作者は説明を繰り返している。そのうち、p.122の部分からが、大変分かりやすい比喩で書かれている。そこから、p.25の最後の行とp.43から始まる三つの説を読めばだいたいこの本がわかる。そこを先によんでからまた頭から読むと理解が進むだろう。
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