- 中古
- 書籍
- 文庫
御伽草子(下) 岩波文庫
定価 ¥1,001
550円 定価より451円(45%)おトク
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 1986/03/01 |
JAN | 9784003012628 |
- 書籍
- 文庫
御伽草子(下)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
御伽草子(下)
¥550
在庫なし
商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
小さい頃、語り聞いた昔話。知っている話なのに、夢中になって読みすすめ、御伽草子の世界に没入していった。一番好きなのは、梵天国のお話。姫と中納言の一心に互いを思いやる純愛は、動かぬ山を動かし、高き困難な壁をも乗り越える。素敵な御両人。やはり語り継がれるには理由がある。日本にはまだま...
小さい頃、語り聞いた昔話。知っている話なのに、夢中になって読みすすめ、御伽草子の世界に没入していった。一番好きなのは、梵天国のお話。姫と中納言の一心に互いを思いやる純愛は、動かぬ山を動かし、高き困難な壁をも乗り越える。素敵な御両人。やはり語り継がれるには理由がある。日本にはまだまだ素敵なことがたくさん眠っているのだ。温故知新の心構えが、次なる未来を創造するのかもしれない。今こそ、語り継がれたこの御伽草子を若い世代のにも知ってほしいなと思う一冊。
Posted by
下巻は 蛤の草紙 小敦盛 二十四孝 梵天国 のせ猿さうし 猫のさうし 浜出草紙 和泉式部 一寸法師 さいき 浦島太郎 横笛草紙 酒呑童子 <下>では、「一寸法師」、「浦島太郎」、「酒呑童子」あたりが知名度の高い話か。 しかし、現代流布しているお話とは若干差異もある。 「一寸法...
下巻は 蛤の草紙 小敦盛 二十四孝 梵天国 のせ猿さうし 猫のさうし 浜出草紙 和泉式部 一寸法師 さいき 浦島太郎 横笛草紙 酒呑童子 <下>では、「一寸法師」、「浦島太郎」、「酒呑童子」あたりが知名度の高い話か。 しかし、現代流布しているお話とは若干差異もある。 「一寸法師」は、現行のものは、姫が法師をかわいがり、打ち出の小槌を手に入れた後、姫が「法師よ、大きくなぁれ」という話の方が主流ではないかと思うが、原話では、法師が自分で自分を大きくしている。 「浦島太郎」は、乙姫様というより、助けてもらった亀自身が竜宮城で太郎をもてなし、夫婦となる。持ち帰った玉手箱を開けると太郎は鶴になり、亀の妻と蓬莱山に住む。・・・それはそれでありかもね? 「二十四孝」は中国から来た話。「本朝廿四孝」という歌舞伎や浄瑠璃の演目、落語でも「廿四孝」というのがあるが、なるほど、これを本歌取りしたものか。 「孝」という通り、親孝行いろいろというところだが、中には行き過ぎているものもあって、ちょっと引く。母に孝行するために子供を殺そうとするとか。冬の最中にタケノコを食べたいという母親の願いをかなえようとするとか。しかしまぁ、やり過ぎと思うような例でも、だいたい褒めたたえられて孝行者にはよいことがあるというのがお決まり。まぁ儒教思想の現れというところなのだろう。 「梵天国」は世界を股にかけるスケールの大きなお話でなかなかおもしろい。 「和泉式部」は実在の歌人を主人公にしているが、若き日に産んだ子供を捨てたことになっている。その子が後に、という話だが、少々恐ろしい顛末になってびっくりする。 いま現在でも当時と同じようにウケるかというと、若干考えるところはあるが、予想外に発想が豊かでなかなか楽しめる。
Posted by
自分の知っている「日本昔話」が、子どものために読みやすく変えられていることがよくわかります。 時代背景を感じる厳しさを感じるところも多い。 まずはよく知られている「浦島太郎」「一寸法師」などを読んでみると驚くことが多いはず!
Posted by