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イタリア紀行(中) 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/岩波書店 |
発売年月日 | 2007/04/01 |
JAN | 9784003240601 |
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イタリア紀行(中)
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
314P 初版発行: 1960年4月 ゲーテ (1749-1832)ドイツ、フランクフルトに生れる。ライプツィヒ大学で法律を学び、弁護士を開業。1774年、ドイツ帝国最高法院で実務を見習った時の恋愛を材にとった『若きウェルテルの悩み』を発表し一躍その文名をとどろかせた。その後...
314P 初版発行: 1960年4月 ゲーテ (1749-1832)ドイツ、フランクフルトに生れる。ライプツィヒ大学で法律を学び、弁護士を開業。1774年、ドイツ帝国最高法院で実務を見習った時の恋愛を材にとった『若きウェルテルの悩み』を発表し一躍その文名をとどろかせた。その後も精力的に詩集、戯曲、小説を発表。招聘されたワイマル公国では大公に信を得て大臣から内務長官、そして、宮廷劇場総監督として活躍した。今なお世界中の芸術家、思想家に影響を与え続ける不朽の名作『ファウスト』を1831年、着想から実に60年の歳月を費やして完成させた。翌1832年永眠。享年82。
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ゲーテのイタリア旅行記の中巻ですね。 ゲーテのイタリア旅行記の中巻は以下の通りです。 ナポリ (1787年二月および三月) シチリア(1787年三月から五月まで) ナポリ (1787年五月から六月まで) イタリア旅行記は当初は『詩と真実』の続篇の作成を目指した...
ゲーテのイタリア旅行記の中巻ですね。 ゲーテのイタリア旅行記の中巻は以下の通りです。 ナポリ (1787年二月および三月) シチリア(1787年三月から五月まで) ナポリ (1787年五月から六月まで) イタリア旅行記は当初は『詩と真実』の続篇の作成を目指したものだったが、ゲーテの科学者としての趣向が勝って紀行文の形態を如実に著すことになる。 ワイマルの宮廷の仕事で頓挫していた執筆活動も段々熱を帯びるようになる。代表作『タッソー』はこの時期の作品です。 事にシチリアに対する興味は抜群で、「シチリアなしのイタリアというものは、われわれの心中に何らの表象をもつくらない。シチリアこそすべてに対する鍵があるのだ。」とゲーテに言わしめている。 旅行に対しては「総じて各人は、自己を他のすべての人間の補足として考えるべきでありーーある旅行者に前進者があるのを知っていても、やはり私はその旅行者の言に喜んで耳を傾け、やがてさらに後継者の出てくるのを期待するであろう。そしてそのうちに運よく自身でその地方へ旅行できた場合には、私はこの後継者にも同様に親しい気持ちで接したいと思っている。」としてこの巻を結んでいる。 さすがゲーテの言葉には趣が沈香ですね。ゲーテと共にワクワクしながら読了しました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ブクログでは何故か中巻しかヒットしないので、まとめてここに。 ここ30年もの間読みかけて中断、また読みかけて中断、だった本、2024年の課題と思い定めていまようやくナポリに入る。 ナポリ行きたい。シチリア行きたい。ナポリを見たらローマなんてつまらないとゲーテも言っている。もうナポリと南イタリアだけでいい。 ってなにも感想になっていないや シチリアでカリオストロ伯爵ことジュゼッペ・バルサモに関する調査書に目を通す機会を得る。ゲーテ、同時代人がなのだよね。この旅行当時、まだフランス革命も起こっておらず当然ナポレオンも現れていない。しかし、彼がこの旅行記をまとめたのはずっと後世になってからなのでそれまでどれだけの激動の時が流れたのだろうかとふと思う。 メッシナの変人総督のエピソードはなんとも面白いが、牧野宣彦氏の ゲーテ「イタリア紀行を旅する」では綺麗さっぱり省かれているのは何故? そうそう、シチリアからの帰路、ナポリを目前にして危うく遭難しかけるというエピソードには驚いた。当時の旅はまさに命懸け。いや、つい何年か前に、部下に良いところ見せたくて、岸に寄りすぎて難破した豪華客船の船長がいたっけ。
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