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日本文化史 岩波新書
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日本文化史 岩波新書

家永三郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/岩波書店
発売年月日 1982/03/01
JAN 9784004201878

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日本文化史

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2025/12/24

第2版を購入 日本文化の発展を「歴史の上部構造」として捉え、土台となる生産力や生産関係との自律的な動きを綜合的に把握する試み。本書の特色は、単なる文化財の紹介ではなく、なぜその時代にその芸術が生まれたのかを「社会構造(労働、格差、権力)」から読み解く点にある。著者は戦前の国家主...

第2版を購入 日本文化の発展を「歴史の上部構造」として捉え、土台となる生産力や生産関係との自律的な動きを綜合的に把握する試み。本書の特色は、単なる文化財の紹介ではなく、なぜその時代にその芸術が生まれたのかを「社会構造(労働、格差、権力)」から読み解く点にある。著者は戦前の国家主義的な歴史観を排し、人類の歴史を生産用具の発生(石器時代)から説き起こす。 縄文から弥生、古墳時代へと至る過程で、生産力の停滞と呪術の支配というアンバランスな構造を指摘。大和政権の成立に伴い、大陸文化の摂取が「王権の権威」を装飾する役割を担ったと論じる。特に律令国家の成立期においては、膨大な物資と労働力を集中させるシステム(一種の奴隷制社会)が、飛鳥・白鳳・天平の絢爛たる仏教芸術を可能にしたことを強調する。 天皇の司祭的性格については、弥生時代の「王」は政治的君主というより農耕儀礼を司る巫祝(マジシャン)としての性格が強く、それが後世の祭祀大権に温存されたとする。この視点は、政治決定が儀礼権威に依存しやすい構造を示唆する。 文字文化においては、万葉仮名から片仮名・平仮名への簡略化こそが、日本人が外来文化(漢字)を自らの思考ツールへと作り替えた画期的な歴史的意義であると位置づける。天智・天武期にかけて漢字の「音」を利用する万葉仮名の使用が本格化し、後の仮名発明へと繋がる知的基盤が整えられた。 家族史では、古代の「妻問婚(母子同居・父子別居)」は女性の強い独立性を保持しており、後の家父長制的な家族観は「古来の伝統」ではないと指摘。この整理は、後世の規範を古代に遡らせない注意として重要。 その後、文化のにない手が貴族、武士、町人へと移行するにつれ、外来文化の「日本化」が進み、生活と芸術が融合した独自の伝統が形成された過程を詳述している。文様の伝播では、忍冬唐草文様をエジプト・ギリシアを源流とし、シルクロードを経て日本へ到達した世界的な文化伝播の証拠として提示し、日本文化を閉鎖系ではなく接続系として位置づける。 天智期関連では、大化の改新を律令を継受した集権国家建設の出発点として位置づけ、中大兄皇子の主導権に言及。また、「天皇」号や「日本」国名の定着過程を天智朝前後に置き、白村江後の対外緊張を体制整備加速の外因として読む枠を示す。さらに天武・持統期の白鳳様式を「律令権力確立期の意気が高揚していた時代」とし、薬師寺三尊像や法隆寺壁画に代表される健康的で充実した大陸様式の受容が見られる。 注意点として、著者は「唯物史観(マルクス主義史観)」の影響を強く受けており、文化を「経済的土台の上に立つ上部構造」として分析する。そのため、律令文化を「人民の犠牲の上に立った特権的文化」と切り捨てるなど、現代の価値観による断定的評価が含まれる。著者の社会批判的・進歩主義的なバイアスを認識しつつ、事実関係(遺跡、作品、文献)の記述を抽出して参照するのが安全。 岩波新書で平易な文章、初学者向け。服飾、住居、性道徳、宗教心など、当時の生活感を構築するための基礎知識が網羅されている。飛鳥時代の宮廷人が感じた「伽藍への驚異」や、江戸時代の「木綿が肌を変えた感動」など、解像度の高い歴史描写が可能になる一冊。

Posted by ブクログ

2023/06/19

「昔の学者さん」って感じの堅苦しい文章だった。 内容理解より文章理解に時間をくってしまうのが難点でしたが、充実した本でした。 もうちょいフラットな文章にしてたら、減った分の文字数をもっと沢山の資料の紹介に回せられたんじゃないか?とは思う。ところどころに入る著者の思想もいらないんじ...

「昔の学者さん」って感じの堅苦しい文章だった。 内容理解より文章理解に時間をくってしまうのが難点でしたが、充実した本でした。 もうちょいフラットな文章にしてたら、減った分の文字数をもっと沢山の資料の紹介に回せられたんじゃないか?とは思う。ところどころに入る著者の思想もいらないんじゃないかな?内容がいいだけに、そういう意味でもフラットな本であって欲しかった。

Posted by ブクログ

2023/06/14

読み方含め知らない単語が多く、調べながら読んだら時間がかかった。様々な日本文化の発展について、フラットな視座からの考察、批評が書かれているように思える。ある時期の文学について、そこまで言っちゃう?と言いたくなるような酷評も面白い。 文化的側面からの日本史、もっと深く調べてみたいと...

読み方含め知らない単語が多く、調べながら読んだら時間がかかった。様々な日本文化の発展について、フラットな視座からの考察、批評が書かれているように思える。ある時期の文学について、そこまで言っちゃう?と言いたくなるような酷評も面白い。 文化的側面からの日本史、もっと深く調べてみたいと思える良本だった。

Posted by ブクログ