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高校生のための哲学入門 ちくま新書
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高校生のための哲学入門 ちくま新書

長谷川宏【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2007/07/11
JAN 9784480063601

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高校生のための哲学入門

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3.6

15件のお客様レビュー

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2024/07/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

高校生のための哲学入門 どこで薦められていたかもう忘れてしまいましたが、とにかく手元にあったので読んでみました。 あまり多くは書きませんが(書く価値がない)、題名が内容と合致していません。 もし、竹蔵が編集者なら「老人の独り言」とでもします。 内容的には著者の人生や読書体験の基づいて、生きることに関してのいろいろなことを書いています。考えることがが哲学というのであれば、一応哲学はしています。しかし、あくまでも著者の思い描くことができる狭い範囲の思考です。もっと残念なのが、論理展開が強引すぎて何故こういう結論になるのか?が不明なことが多々あります。おそらく著者の中では論理的に完結しているのでしょうが、読んでいてさっぱりわかりません。 もう一つ批判したいのは、編集者や出版社の方針です。この出版社では広告を見ると”高校生の・・・”というシリーズをやっているみたいですが、そうであればはじめて手に取る高校生の真の入門書であって欲しいです。著者の主張は抑えて、哲学の歴史、重要な思想史、参考文献の解説をふまえて今をどう哲学すべきかが語られて欲しいです。老人の繰り言のような本が入門では、哲学に少しでも興味をもった若い人がかわいそうです。新書は文庫やハードカバーに比べて儲かるのはわかります。でも、シリーズ化するのであれば、内容や著者の選択などはシリーズの方針に合致した選択をして欲しいと思います。 なんか、非常に辛口の書評になってしまいましたが、出版不況といわれ多くの頑張って良書を出版している出版社が倒産するような業界にしないように、読者の期待を裏切らない本を出して欲しいと本好きの竹蔵は切に希望します。 竹蔵

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2018/10/09

2007年第一版 塾講師でありながら哲学者という変わった経歴を持つ著者。 「哲学」の入門書であり、「哲学学」の入門書ではない。 (「哲学学」の入門書は例えば「ソフィーの世界」) 世界と自分との対峙、人間存在への関心、生と死、自分とは何か? 人が生きていく上で向き合う疑問→...

2007年第一版 塾講師でありながら哲学者という変わった経歴を持つ著者。 「哲学」の入門書であり、「哲学学」の入門書ではない。 (「哲学学」の入門書は例えば「ソフィーの世界」) 世界と自分との対峙、人間存在への関心、生と死、自分とは何か? 人が生きていく上で向き合う疑問→哲学

Posted by ブクログ

2013/04/30

長谷川さんの良心を感じた。市井の学者っているんだな。感慨深い。学問的な意味での哲学ではない。最初はなんだかなぁ、と思いながら読んでいたが(我見に過ぎないのではないかとの疑念ありつつ)、読み終えてみると、よい意味で裏切られた感じ。こころが暖まるエッセイだった。 ・平等と対等。 ・...

長谷川さんの良心を感じた。市井の学者っているんだな。感慨深い。学問的な意味での哲学ではない。最初はなんだかなぁ、と思いながら読んでいたが(我見に過ぎないのではないかとの疑念ありつつ)、読み終えてみると、よい意味で裏切られた感じ。こころが暖まるエッセイだった。 ・平等と対等。 ・人柄への関心。 ・共同精神と死。個の精神と死。 ・死者と精神的につながることによって共同の世界が深みのあるゆたかさを獲得しえているとすれば、そのゆたかさは死の悲しさと寂しさをくぐりぬけ、悲しさと寂しさを包みこんではじめて可能となるゆたかさだ。 ・芸術的な美を楽しむには、いったんは信仰心や知識に背を向けるようにして自分の感覚に磨きをかけなければならない。 ・容易に答えの得られぬ問いをかかえつつ、現実肯定と現実否定のはざまをいきることは、精神の強さのあかしなのだ。 ・子どもとの意志の疎通がうまくいかないとき、ことばづかいを分かりやすくしたり論理を緻密にしただけではどうにもならない。子どもの日常世界をなにほどか共有し、子どもの知と思考を、観念的にもせよ、自分のうちに取りこまねばならない。

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