蝿の王 新潮文庫

ウィリアム・ゴールディング(著者), 平井正穂(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2010/11/01
• JAN: 9784102146019

商品レビュー

2021/07/31

裏十五少年漂流記

[beehot09]

どう考えても「十五少年漂流記」を皮肉った作品

「おい、おい、ヴェルヌ先生、子供を聖人化すんじゃないよ」っていうツッコミ

この流れはディッケンズにも通じる

Excellent

ハッキリ言って、完全に子供たちだけ、この作品のように12ー13歳以下の子供たちだけ、に

なったら、こっちの方が現実味がある

大人が子供を食べさせて、社会で生きて行く術を教育できてるからこそ、子供たちはどうにか

社会性を保持してるだけのこった

なぜなら、よく聞く合衆国の中学、高校の「スクール・カースト」を見ると理解できる

聞くに耐えないような残忍極まりないイジメが起きる、ドラマで「13の理由」という作品が物

議を醸したこともあるくらい、ニッポンでも陰湿極まりないイジメで自殺する子供がいる、と

いう現実を見ると、「十五少年漂流記」なんて、ちゃんちゃら笑っちゃう偽善物語だというこ

とが理解できる

サンタ・クロースを信じる子供たちを見て、かわいいだの言う大人たちって、子供いないんじゃね？と思ってしまう

そりゃ、子供は大人の前ではかわいらしくしてるだろうが、いざ子供だけ同士にしたら、どん

だけ残酷になるかつうの

子供は加減を知らない、大人が教えてやって、初めて、どう行動したら社会で生きて行けるの

かを学ぶ

だから、大人たちは、子供たちにせいぜい怖いと思わせないとならない

でなければ「蝿の王」化になることウケ合う

ただし、愛情を持って、怖がらせないとならない

ただ、怖い、と思わせるだけ、の虐待親どもの子供たちは、虐待した親なんて孝行しないから

ね

子供たちの学校生活は、大人社会の前段階で、未熟極まり無い

その子供を見たら、その子の親たちがどういう人物だかわかる

2010/05/28

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　はじめ映画を観ました。人間として生きていくこと、農耕民族、狩猟民族、草食、肉食・・・。かなりショックな内容です。遭難した少年達のお話ですが、大人も子供も関係ありません。これを読んでいろいろ考えてみて欲しいです。　私は、これを読んでからしばらく、生きるためにものを食べるということをすごく考えました。

2010/05/28

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ノーベル賞を受賞した著者の代表作。途中からだんだん怖い内容になり、小説の最後はすごく悲しかった。