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オランダ靴の謎
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オランダ靴の謎
¥220
在庫なし
商品レビュー
4.4
14件のお客様レビュー
国名シリーズ。シリー…
国名シリーズ。シリーズ中髄一ともいえる美しいまでのロジックが展開されます。エラリー・クイーンビギナーにもオススメの1冊。
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シンプルながらも研ぎ…
シンプルながらも研ぎ澄まされたロジックが味わえる、著者初期の代表作です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オランダ記念病院を訪れたエラリーは、財界の大物アビゲイル・ドールンが殺されている現場に居合わせてしまう。ドールンは旧知の外科医ジャニーの執刀で緊急手術を受ける直前だった。院内で発見された一足の靴からヒントを得たエラリーだが、犯人を一人に絞れないでいるうちに第二の殺人が起きてしまう。 『エジプト十字架の謎』では冒頭にしか登場しなかったパパが大活躍。解説の法月綸太郎が言うように、エンタメ寄りで派手な『エジプト~』とは全然違う硬派なつくり。各章タイトルを「-tion」で揃えたり、エピグラフの作り込みからも気合を感じる、ミステリーの論理ゲーム的な側面に真っ向から向かい合った作品。解決篇のエラリーの語り方はウィトゲンシュタインの影響を受けているんだろうか。靴ひもに貼られたばんそうこうの謎から犯人像を導きだす論理が美しい。 クリスティーが会話劇の推進力として謎を配置するような作風なのに対して、クイーンは謎を成立させるジオラマの構成要素のひとつとして人間がいるにすぎない。この作品は『エジプト~』以上にその気が強くて、前半の延々続く事情聴取パートの情報しかない感じが若干読んでて辛かった。
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