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雲奔る 小説・雲井龍雄 文春文庫
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雲奔る 小説・雲井龍雄 文春文庫

藤沢周平(著者)

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雲奔る 小説・雲井龍雄 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1982/11/10
JAN 9784167192044

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商品レビュー

3.5

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2025/04/12

1982年第1刷、文藝春秋の文春文庫。単行本は『檻車墨河を渡る』。歴史小説らしい作品。最も重要と作者が考えた大政奉還以後の部分が大半。それより前は重要なエピソードがあるのみ。この作者の場合、時代小説が有名なため、なんとなく主人公が実在でなく作り物めくかとも思ったが、そんなことなか...

1982年第1刷、文藝春秋の文春文庫。単行本は『檻車墨河を渡る』。歴史小説らしい作品。最も重要と作者が考えた大政奉還以後の部分が大半。それより前は重要なエピソードがあるのみ。この作者の場合、時代小説が有名なため、なんとなく主人公が実在でなく作り物めくかとも思ったが、そんなことなかった。激しい性格だったらしい。明治政府の基盤が脆弱な時代の犠牲者となるのだろう。 あとがき:「あとがき」(昭和50年3月)著者、

Posted by ブクログ

2024/11/30

作者の藤沢周平さんが「あとがき」で書いてる。 「私の郷里から、明治維新と呼ばれる激動期に、志士として積極的にかかわった人が二人いる。一人は清川八郎であり、一人が雲井龍雄である」 本書は、幕末の米沢藩士、小島龍三郎こと雲井龍雄のものがたり。 逆上せを併せもち、安井息軒の三計塾きって...

作者の藤沢周平さんが「あとがき」で書いてる。 「私の郷里から、明治維新と呼ばれる激動期に、志士として積極的にかかわった人が二人いる。一人は清川八郎であり、一人が雲井龍雄である」 本書は、幕末の米沢藩士、小島龍三郎こと雲井龍雄のものがたり。 逆上せを併せもち、安井息軒の三計塾きっての俊才と言われた27年の人生は、激しく、潔い。 冒頭の高畠屋代郷警備から小伝馬町の牢屋敷で梟首されるまでの6年間は、明治維新史的には日の当たらない人生かもしれないが、“米沢の賊魁”と呼ばれた先人の行動は、郷里の後輩たちに生きる矜持と勇気を与えてくれる。

Posted by ブクログ

2022/05/11

幕末から明治維新前後、国を思う志士有り、後の自分の立場がどうあれば得となるかの判断で動いている現実主義的人もあり藩も有り。 雲井龍雄はそんな混沌の中にあって一途に国を思い迷う事なく動いていったのではないだろうか。 その志は大いに賞賛できる。 ただし、私から見ると現実的と思える新政...

幕末から明治維新前後、国を思う志士有り、後の自分の立場がどうあれば得となるかの判断で動いている現実主義的人もあり藩も有り。 雲井龍雄はそんな混沌の中にあって一途に国を思い迷う事なく動いていったのではないだろうか。 その志は大いに賞賛できる。 ただし、私から見ると現実的と思える新政府側となる人々、さらに軟着陸を望む旧幕府側の人々の目から見る彼は正論を大上段に掲げて歯向かい、圧力に屈しない扱い難い、言うならば邪魔者であったのではないか。 けれど、もし彼の正義が通った時に果たして後に日本は今よりも良くなっていただろうかと疑問を持つ。 本作品を読んで感じるのは、その頃いかに佐幕派と討幕派が混沌としていたかという事でした。 同じ藩でも意見が割れ、状況によっていずれにも傾く、考えてみれば生き残るための当然の動きをしていたのだなあという事です。 酷いのは、藩の存続のために生贄を出すこともやぶさかでないという現実があるという事。 権力者の横暴から現在の日本でも似たような事が時折顔を見せていると思う。 違うのは現代ではこれだけ情報網が発達しているにもかかわらずそういった悪事が握りつぶされているらしい事だと感じるのです。 もはや新聞、テレビなどのマスメディアは信頼できないのだろうか。 だとすればソーシャルメディアの働きに望みをかけたくなる。 今ひとつ信頼性に欠ける気がするのは、それを利用する側にこれからのソーシャルメディアの重要性に気付いていない人々が多いからなのかなあ。

Posted by ブクログ

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