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小泉八雲集 新潮文庫
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小泉八雲集 新潮文庫

小泉八雲(著者), 上田和夫(著者)

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小泉八雲集 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 2012/03/01
JAN 9784101094014

小泉八雲集

¥440

商品レビュー

4.1

81件のお客様レビュー

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2010/05/28

何度読んでもすばらし…

何度読んでもすばらしい「影」「日本雑記」「怪談」などの短編集から選ばれたラフカディオ・ハーンの作品集。ここまで情緒豊かに怪談を語れる人はそうそういない。お勧めは未完で終わっているが故に謎と恐怖が最高潮のままに余韻を残す「茶碗の中」と、いつも笑っている日本人の謎について語るエッセイ...

何度読んでもすばらしい「影」「日本雑記」「怪談」などの短編集から選ばれたラフカディオ・ハーンの作品集。ここまで情緒豊かに怪談を語れる人はそうそういない。お勧めは未完で終わっているが故に謎と恐怖が最高潮のままに余韻を残す「茶碗の中」と、いつも笑っている日本人の謎について語るエッセイ「日本人の微笑」でしょうか。もちろん「耳なし芳一」や「雪女」などの名作も欠かせない。

文庫OFF

2026/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 雨月物語とかそのあたりで知っている話も多く、改めて知れて良かった。日本人の精神の源に仏教があることが良く分かった。屏風の絵から女性が飛び出す話は、乱歩の『押絵と旅する男』を彷彿とさせた。日本人は八百万の神を信仰するだけあって、やはりそういったいろんなものに魂が宿ったり、美しいと思う精神があるのかなと思った。

Posted by ブクログ

2026/02/16

小泉八雲は怪異そのものを見せるというより、人が何を信じて、何を怖がって、何を大事にして生きてたのかを、静かに見せてくる。 文章も、情念をことさらに煽らないのに、読んだあとに妙に湿度が残る。未練とか義理とか執着とか、扱いは淡々としてるのに、結果的に気持ちがまとわりつくみたいな。終...

小泉八雲は怪異そのものを見せるというより、人が何を信じて、何を怖がって、何を大事にして生きてたのかを、静かに見せてくる。 文章も、情念をことさらに煽らないのに、読んだあとに妙に湿度が残る。未練とか義理とか執着とか、扱いは淡々としてるのに、結果的に気持ちがまとわりつくみたいな。終盤で、倫理とか情みたいなものがふっと差し込まれてきて、「怖かった」で終わらなくて、なんか変な余韻が残る。 それと、因果とか約束とか禁忌とか、そういう“見えない線”を描いている。約束を破るとか、覗いちゃいけないものを覗くとか、情に負けるとか、義理を外すとか、知らん顔しちゃうとか。そういうちょっとしたズレが積み重なった先に、自然と死がある。死が「結末」というより、「そうなった」という調子で処理されるから、不気味さが残る。 物語のどこかで、「あ、これは踏み外したな」と感じる瞬間がある。それはほんの一言だったり、ちょっとした仕草だったり、小さな約束だったり、あるいは好奇心だったりする。そういう些細なところで足を滑らせて、そこから先は世界の温度がすっと変わっていく。踏み外しは劇的ではなく、むしろ静かな転落として描かれる。その静けさが、いっそう手触りとして残る。 八雲の怖さは、結末で驚かせるというより、結末に向かうまでの“静かな圧”なんだと思う。派手さはないのに、じわじわ来るし、それがなん百年も作用し続けているのが、いちばん気持ち悪い。人間の弱さとか、約束の重さとか、そういうのがいまもあんまり変わってないんだなって。

Posted by ブクログ