- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
- 1225-06-07
青年 新潮文庫
定価 ¥693
330円 定価より363円(52%)おトク
獲得ポイント3P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品【送料無料】
店舗到着予定:9/26(土)~10/1(木)
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
9/26(土)~10/1(木)
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 1948/12/17 |
| JAN | 9784101020020 |

店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
9/26(土)~10/1(木)
- 書籍
- 文庫
青年
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
青年
¥330
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
3.5
46件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
買った当初に少し読んだもののその後中断してしまい、その後20数年積んでいた作品。今なら読めそうと思って読了。 森鴎外作品は初めて。特別なことは何も起こらない。自意識、自意識、自意識。どこを見ても自意識、振り返っても自意識。生き苦しいほどの自意識の陳列にもうそろそろいいよ…と思っていたあたりで多少の展開があり、自意識の煮詰まった先を垣間見ることができる。意外にも(?)ラストは爽やかであったと思う。 基本的に生きている時代も生きてきた背景も、性別も年齢も何もかもが異なっており共感できる部分はほぼ無いのだけど、本当に細部のちょっとした心情吐露のシーンは「あ、その気持ちは分かる」となるので、人間心理の普遍性に思いを馳せたりなど(箱根に向かう際に、まだ坂井夫人会うことを決めたわけではない、と意思決定を留保するシーンなど)。 個人的には、大村が「個人主義」について語る部分が面白かった。この部分は同時代の文豪、夏目漱石の「個人主義」論も見返してみたいと思った(作中に漱石モデルと思われる人もでてくるしね)。この時代の日本に突如現れた「個人主義」なるものが強烈にこの時代を生きる人の根幹を揺るがしただろうことは想像に難くないしものすごく大きな過渡期だったと思われるので、作中人物にどう語らせているのか?は再度読んでみたい。 また、解説にあったが「教養小説」に分類される本作。ほぼ同時代に世に出ている『三四郎』との比較もしてみたい。
Posted by 
外語を知っていることが手柄のように、アルファベットの無いページが無いのではと思うほどで辟易する。20章がこの本の主題かと思えるが、純一の色恋はオマケと言いますか、読者へのサービスと云いますか?硬軟織り交ぜ、私は恋愛小説として楽しく読ませて貰いました。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書は、白紙に等しい青年が成長をしていく過程を描いたものであり、所謂「教養小説」「発展小説」というジャンルに属するらしい。小説内で展開される出来事(上京/未亡人との出会い/失恋?等)よりも、その出来事の中で主人公である小泉純一が何を考え、何に答えを求め(主に西洋の書籍)、どのような問いに苦悩していたかという描写が素晴らしい。100年以上前の作品であり、当然情景描写も議論の内容も(例えば、個人主義や利己主義等。西洋との接触により活発になる議論)全く今とは異なる訳であるが、現代に於いても青年が抱く或いは悩む「自分が思う自己との乖離」は大なり小なり変わらないのではないかと感じる。そしてその答えを、ある意味自らの日々とは距離のある、洗練された書物に求めるという点もいじらしい。 青年とは自分を開示していない真っ白な状態なのではないかと思う。つまり、仕事等を通じて自分を世間に晒したこともなければ、主人公のように、作家を志しながらも活字を世に発表したこともない。世に自分を開示したことがないため、傷ついたこともなく、また傷ついた時に自分がどのように反応するのかも知らない。これが鴎外が言う「生活」との乖離なのではないか。「生活」という言葉に何を投じるかは意見の分かれるところであるが、自分なりに考えるとそれは、日々の衣食住を通じ、いつ訪れるか予測も出来ぬ闇に備えることのなのではないかと思う。その闇に備え、生活にて何かを構築するも、脱構築するも良い。こればかりは、半ば無理やりにでも自分を世に放つことによってのみ、過去/現在/未来が重なる形で見出されるものなのだと思う。 特に印象に残った箇所は以下 ・自分は東京に来ているには違いない。しかしこんなにしていて、東京が分かるだろうか(p.35) ・「ちっと無遠慮に世間へ出して見給え。活字は自由になる世の中だ」(p.50) ・「今のように思想を発表する道の開けている時代では、価値のある作が具眼者に認められずにしまうという虞れは先ず無いね。だから急ぐには及ばないが、遠慮するにも及ばない。起とうと思えば、いつでも起てるのだからね」(p.116) ・思って見れば、抽象的な議論程容易なものは無い(p.146) ・「そうさ。一々の詞を秤の上に載せるような事をせずに、なんでも言いたい事を言うのは、我々青年の特権だね」(p.188) ・純一はこれまで物を書き出す時、興奮を感じたことは度々あったが、今のような、夕立の前の雲が電気に飽きているような、気分の充実を感じたことはない(p.237) ・(解説)「純一が日記の断片」には「そんならどうしたら好いいか。/生きる。生活する。/答は簡単である。しかしその内容は簡単どころではない。/一体日本人は生きるということを知っているだろうか。小学校の門を潜ってからというものは、一しょう懸命にこの学校時代を駈け抜けようとする。その先きには生活があると思うのである。学校というものを離れて職業にあり附くと、その職業を為し遂げてしまおうとする。その先きには生活があると思うのである。そしてその先きには生活はないのである。/現在は過去と未来の間に劃した一線である。この線の上に生活がなくては、生活はどこにもないのである。/そこで己は何をしている」(p.324)
Posted by 