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街道をゆく(13) 壱岐・対馬の道 朝日文庫

司馬遼太郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社/朝日新聞社
発売年月日 1985/05/01
JAN 9784022601834

街道をゆく(13)

¥220

商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2019/02/23

古代両島は鹿卜の占人を出すことになっていた。残念ながら鉄器や甲骨は発掘されたが文字が無く詳細不明だが万葉集十五巻に遣新羅使一同の歌がある。対馬(府中)藩は米が穫れず、釜山との管理貿易で利を得るという変則的藩。江戸時代初期、『海遊記』申某の尊大な態度で朝鮮通信使を迎える格式について...

古代両島は鹿卜の占人を出すことになっていた。残念ながら鉄器や甲骨は発掘されたが文字が無く詳細不明だが万葉集十五巻に遣新羅使一同の歌がある。対馬(府中)藩は米が穫れず、釜山との管理貿易で利を得るという変則的藩。江戸時代初期、『海遊記』申某の尊大な態度で朝鮮通信使を迎える格式について新井白石は簡素化を図り、対立した雨森芳州は忘れられた存在となった。壱岐は平戸藩に属し米の産地で孤立農地が多いため「触れ」という独自の単位で統治され、数年毎に耕作地を交代する土地公有制。朝鮮に友情のある著者でも対馬領土主張には不快感

Posted by ブクログ

2018/03/18

★3.5。 農耕という観点からの日本社会の考察というのは色んな人がやっているんでしょうが、漁業と対比しての考察というのは少なくとも勉の足りない当方からすると結構新鮮で面白かったです。 でも紀州・泉南地域の敬語の欠落ってそうなんですかねぇ、いまいちピンと来なかったけれども、昔の社会...

★3.5。 農耕という観点からの日本社会の考察というのは色んな人がやっているんでしょうが、漁業と対比しての考察というのは少なくとも勉の足りない当方からすると結構新鮮で面白かったです。 でも紀州・泉南地域の敬語の欠落ってそうなんですかねぇ、いまいちピンと来なかったけれども、昔の社会が消失してしまったということやもしれず、この意味で都市化・グローバル化というのは画一化と同義という議論も成り立ちうるんでしょうな。

Posted by ブクログ

2017/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1985年刊(底本1981年、週刊朝日初出1978年)。  対馬関連書を読む「食前酒」的な書として読破した。  地誌的観点から日朝関係を外し得ない地域だが、叙述の時代相では古代、近世(豊臣秀吉政権期を含む)と近代に偏り、中世が欠落している。  とはいえ、70年代初出ではやむを得ないか。  さて、中国以上に儒教国家性の高い半島。その儒教=典礼主義=形式主義=先例主義の強固さが、各時代の底流にある情報収集排除の頑なさという特徴を生んだとの指摘は一つの視座を持たせてくれそうだ。  他方、平戸藩随一の穀倉地帯・壹岐が該藩の植民地的存在というのも同様に意味ある指摘だろう。

Posted by ブクログ

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