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楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史 ハヤカワ文庫JA
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楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史 ハヤカワ文庫JA

牧野修【著】

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楽園の知恵 あるいはヒステリーの歴史 ハヤカワ文庫JA

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/早川書房
発売年月日 2007/07/15
JAN 9784150308957

楽園の知恵

¥550

商品レビュー

4.4

11件のお客様レビュー

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2018/01/06

いままで牧野修作品はまだ理解できる作品だったが、今回のこの作品はぶっ飛びすぎてなにがなんだかわからない混沌とした作品だった。しかし、なんとなく言いたいことと、聖書や創世記古事記といった書物をオマージュしているのがわかる。まぁSFというよりホラーっぽい作品だ。

Posted by ブクログ

2014/11/29

短編集。 個々の作品は独立しているようでもあり、繋がっているようでもあり、面白い纏め方をしているな、というのが第一印象だった。 『MOUSE』のあとがきで名前が挙がっていた山尾悠子に近いのはこちらのような……。 官能小説をパロディ化したような『インキュバス言語』をウッカリ電車で読...

短編集。 個々の作品は独立しているようでもあり、繋がっているようでもあり、面白い纏め方をしているな、というのが第一印象だった。 『MOUSE』のあとがきで名前が挙がっていた山尾悠子に近いのはこちらのような……。 官能小説をパロディ化したような『インキュバス言語』をウッカリ電車で読んでしまって吹き出しそうになったw 『言語』をテーマにしたSFにこういうアプローチがあったとは。衝撃……いや、笑撃か? 面白いといえば、『演歌の黙示録』で見せたクトゥルー神話に対するアプローチも良かった。 硬質な雰囲気漂う作品でも『MOUSE』であったような皮膚感覚に訴える文体は健在。

Posted by ブクログ

2012/08/12

序章、終章含めた15のお話からなります。 どれも面白いのですがいくつか抜粋。 ○病室にて―感情を揺さぶるすべてのものが排除される、病とされる時代に生きる小説家。自身で小説を書くことを不能者の自慰と語る彼女は、なぜそれでも物語を紡ぐのか。 ○いかにして夢を見るか―今までに一度...

序章、終章含めた15のお話からなります。 どれも面白いのですがいくつか抜粋。 ○病室にて―感情を揺さぶるすべてのものが排除される、病とされる時代に生きる小説家。自身で小説を書くことを不能者の自慰と語る彼女は、なぜそれでも物語を紡ぐのか。 ○いかにして夢を見るか―今までに一度も夢を見たことがない『私』が夢に想いを馳せ、夢を考える様子を描く。不可思議な世界感に入り込むための手助けか、ユーモラスな会話が魅力的。 ○インキュバス言語―解説にはこう紹介されてます。『牧野節B面大爆発』。 日常会話をなんでもかんでも下ネタにもっていこうとするヤロウがどの世代にもおりますが、この物語には勝てないでしょう。 下ネタ変換は電車だけにとどまらず、海山風プレート成層圏を突破して月惑星衛星太陽系銀河ブラックホールホワイトホール・・・と続き最後は何故か聖書の天地創造の場面をエロで再現します。 とりあえず卑猥言語全開。面白すぎる笑 ○中華風の死体―世界とは何か。神とは何か。この物語では娼婦である少女が見る夢が一つの世界をつくり、その世界の住民が見るそれぞれの夢が、またそれぞれの世界を作り出してゆく。 夢の住民が崇める「世界の創造主」が幼い娼婦だという事実、そして自分たちの本当の存在意義を知ることとなる。 あんまりグロがないのが残念!

Posted by ブクログ

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