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プロパガンダ教本 こんなにチョろい大衆の騙し方
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 成甲書房/成甲書房 |
発売年月日 | 2007/07/15 |
JAN | 9784880862170 |
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プロパガンダ教本
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良いプロパガンダと悪いプロパガンダがあるらしい。プロパガンダという語感には、どうも大衆心理を印象操作により、都合良く左右するような悪いイメージがある。国家が戦時、国民に国威発揚させるように。 あるある大辞典で納豆がダイエットに効くと言う嘘の放送を流す。事前に大手スーパーマーケッ...
良いプロパガンダと悪いプロパガンダがあるらしい。プロパガンダという語感には、どうも大衆心理を印象操作により、都合良く左右するような悪いイメージがある。国家が戦時、国民に国威発揚させるように。 あるある大辞典で納豆がダイエットに効くと言う嘘の放送を流す。事前に大手スーパーマーケットが納豆を買い占めていたのだという。中小のスーパーはそれを知らず、番組は関連業者のための巨大な広告番組だったと疑われる。広告宣伝も、一種のプロパガンダだ。 我々の意志は弱い。そして、流され易い。 以下の引用は、鋭く、人間社会の構造的ポイントをついている。 ー 私たちがどのように考えるべきかを示し、誰を尊敬して誰を軽蔑すれば良いのかを示し、ドイツに対する戦争賠償計画であるドーズ案や移民問題についてどう考えれば良いのかを教える人々がいる。世論の形成者と呼ぶにふさわしい人々のリスト、紳士録。合衆国大統領、労働組合の書記長、顧問団、州知事、議員、有名作家、映画のプロデューサー、ファッションリーダー、聖職者、大学の学長、有名な資本家、スポーツ選手など。また、こうした人々に裏で影響与える存在もある。 ー 集団の影響によって心に刻みつけられた思考様式はそのまま心に残る。人間と言うのは本来群を作りたがるものだからだ。また、大衆と言うものは厳密に言葉の意味を考えるのではない。厳密な思考ではなく、衝動や習慣や感情が優先される。何らかの決定を下す時、集団を動かす最初の衝動は、たいていはその集団の中で信頼のおけるリーダーの行為。大衆心理学において最も確実に立証されている原理原則は、リーダーのやっていることに右へならえをしていると言う事実。 ー 大衆にとって手本となるリーダーが身近にいない場合、うまく表現する言葉やイメージが判断の材料になる。例えば選挙の立候補者に利権と言う言葉を結びつけただけで大衆の投票行動を減らした事例がある。 そして、次の一文が本著のまとめに読めた。「知的階級と実務階級の隔たりを縮めるのがプロパガンダ」。 思考力や知識が及ばずとも、疑似的なエリートとしてネット市民が台頭し、知識人ぶってゴシップに乗っかり評論する。一億総表現者時代は、議論の質を一瞬低下させながらも、自らを浄化させ、アングラで極端な欲望のスペースと、クリーンで差別の無いスペースを作り、二分する。片方は、アングラに潜めぬ公のアイコンが不倫をすればそこから集中攻撃するような安全圏だ。片方では乱交動画を有償配信する。社会科学の理想型が、動物行動を統御しようと試みる。後者こそがプロパガンダの対象だが、隔たりは縮みはせよ、なくなりはしない。
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PR(パブリック・リレーションズ)の父と言われるエドワード・バーネイズによる著書。 続きはこちらで。 http://gappacker.com/2013/05/11/propaganda_textbook/
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ついにエドワードバーネーズ。これが本当に1928年に書かれた本だとは信じられない。最近の著作な感じがするほど、PRに関して勉強になることは多い。特に広告=個人が対象・PR=群衆が対象で、PRは社会心理学に基づいていると。自分の勉強してきた行動経済学のあたりの話とも絡んできてて面白...
ついにエドワードバーネーズ。これが本当に1928年に書かれた本だとは信じられない。最近の著作な感じがするほど、PRに関して勉強になることは多い。特に広告=個人が対象・PR=群衆が対象で、PRは社会心理学に基づいていると。自分の勉強してきた行動経済学のあたりの話とも絡んできてて面白かった。本当に、社会心理の研究が示しているのは、群衆になると人間は群衆心理にとらわれるし、それは群衆の本能のような勢いでその集団内の個人の決定を左右する。そこを利用するのがPR(本書ではプロパガンダ)だと。 解説にも書いてあったけど、ユダヤ人である彼が書いたこの本が、ユダヤ人の虐殺に手を貸してしまった可能性があるというのは何とも皮肉な話。やはり、授業でも社長が言っていたけど、PRもプロパガンダも手法はあまり変わらないんだなと。今はどちらかというとマイナスイメージは全部プロパガンダの方になすりつけている感じがするけど、PRも人を殺すこともできれば、おいしい料理を作って人を喜ばせることができるナイフのような存在。結局はどう使うかの判断をする倫理観が大事だということね。ここまでの感想で、何ひとつ新しいことは言っていない。つまり、kの本を読んで授業内容がしっくり身に染みたということ。 ここではPR=プロパガンダというように書いていてる。教科書の言葉を借りれば、やはり情報量が対称的な双方向性コミュニケーションというよりは、ある目的の為に世論を作り出す、というような情報の上での非対称なコミュニケーションの見方をしている感じが強いってかんじかな。なんか、それが鼻につく感じもする。 結局自分の判断は自分が作ってる感じがしなかった最近の感覚は正解だということかも。誰かによって何となく、もしくは意図的に作り出されているものなのかもしれない。じゃあ、人間のオリジナリティーなんてどこにあるんだろ?遺伝子の組み合わせくらいしかないのかな?不思議遊戯。
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