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大名廃絶録 新装版 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2007/07/10 |
| JAN | 9784167282219 |
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大名廃絶録 新装版
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商品レビュー
3.1
8件のお客様レビュー
徳川幕府の政策、多くの大名を移封、廃絶させることで力を削いでいく。その犠牲となった大名、その原因となった当主の奇行やお家騒動。 豊臣秀吉子飼いの大名だけでなく家康股肱の臣も同様に冷徹に取り潰される。 講談などによりねじ曲げられた部分を多くの資料から廃し、冷静な視点で描いた作品。
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慶長5年の関ヶ原役以後、徳川幕府によって除封削封された大名家の数は240。 理由は世嗣断絶、幕法違反、乱心などさまざまだが、幕府は狙ったら必ず何かを見つけ出した。 目次 徳川幕府の大名廃絶策 里見安房守忠義 松平上野介忠輝 福島左衛門大夫正則 最上源五郎義俊 本多上野介正純 松...
慶長5年の関ヶ原役以後、徳川幕府によって除封削封された大名家の数は240。 理由は世嗣断絶、幕法違反、乱心などさまざまだが、幕府は狙ったら必ず何かを見つけ出した。 目次 徳川幕府の大名廃絶策 里見安房守忠義 松平上野介忠輝 福島左衛門大夫正則 最上源五郎義俊 本多上野介正純 松平三河守忠直 加藤肥後守忠弘 駿府大納言忠長 生駒壱岐守高俊 加藤式部少輔明成 堀田上野介正信 松平中将光長
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十二家の悲劇が書かれている。 幾つか説のあるものは併記し、そこには巷間の噂レベルのものまで含まれる。 説の出典は細かく記されており、小説というより歴史書に近いものを感じる。 徳川幕府は、特にその初期において体制の盤石化の為に何かと理由をつけて廃絶させようと言うスタンスだった。 そ...
十二家の悲劇が書かれている。 幾つか説のあるものは併記し、そこには巷間の噂レベルのものまで含まれる。 説の出典は細かく記されており、小説というより歴史書に近いものを感じる。 徳川幕府は、特にその初期において体制の盤石化の為に何かと理由をつけて廃絶させようと言うスタンスだった。 そしてこの十二家は、狙われているのに危ない所へ自ら迎えに行くような形の失策を犯して処分を受けることになる。 本として読むとさらりと終わるが、当人たちの中では何年、何十年単位の駆け引きであり、恐ろしい執念を感じる。 第一章の『徳川幕府の大名廃絶策』は二十数ページしか無いが、章題の通り幕府の方針や廃絶の実態がまとめられている。 この部分だけでも一読の価値はあると思う。
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