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霧氷 新装版 光文社文庫
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霧氷 新装版 光文社文庫

夏樹静子【著】

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霧氷 新装版 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/光文社
発売年月日 2007/07/20
JAN 9784334742782

霧氷 新装版

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商品レビュー

3

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2023/07/04

「子は誰のものか」を問うた1970年代の作品。 子どもは決して親の所有物ではないと今でこそわかっているけれど、生後間もない頃こんなに小さな命が自分の手に委ねられているのかという恐ろしいような感覚になったことや、何をしても泣き止まない赤ちゃんを抱きながら途方に暮れた日を思い出した。...

「子は誰のものか」を問うた1970年代の作品。 子どもは決して親の所有物ではないと今でこそわかっているけれど、生後間もない頃こんなに小さな命が自分の手に委ねられているのかという恐ろしいような感覚になったことや、何をしても泣き止まない赤ちゃんを抱きながら途方に暮れた日を思い出した。 だからといって、由花のようにこの子も生かしておけばかえって可哀そうだなどと考えたことはないが、この作品が書かれてから50年近くたった今も同じような辛い事件が絶えることはなく、決して他人事では済まされないことだと思った。

Posted by ブクログ

2020/11/15

1976年の作品。古さはあまり感じられず。育児疲れ、こどもみたいな大人、不倫は40年以上経っても普遍な題材なんだな。

Posted by ブクログ

2009/03/22

わが子を殺した母である女と、未婚の母になる予定の女に焦点を当てて書かれた物語。 どちらかといえば、前者の気持ちのほうが分からないでもない気がします。 子育て・教育は国繁栄には不可欠な要素であり、 しかも想像以上の苦労を強いられるのに、 それを「母性がなんとかしてくれるだろう」と誰...

わが子を殺した母である女と、未婚の母になる予定の女に焦点を当てて書かれた物語。 どちらかといえば、前者の気持ちのほうが分からないでもない気がします。 子育て・教育は国繁栄には不可欠な要素であり、 しかも想像以上の苦労を強いられるのに、 それを「母性がなんとかしてくれるだろう」と誰もが思っている。 自分でもそう思っていたので、指摘されて衝撃でした。 でも、パンダとか動物で稀にみられるケースで、 本能的に母性が備わっていないものが出産しちゃうことがあるけど 人間がそうなったら、誰が助けてくれるのか。 母性があるって、いつ分かるのか?産んだら分かるのか? ないって分かったら、理性で育てていくのでしょうが… この小説は理性では育てていけなかった女が裁かれる物語。 あまりにも、心許ない。

Posted by ブクログ

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