ある図書館相談係の日記 都立中央図書館相談係の記録 日外教養選書

大串夏身【著】

• 販売会社／発売会社: 日外アソシエーツ/紀伊國屋書店
• 発売年月日: 1994/03/25
• JAN: 9784816912269

商品レビュー

2024/08/04

　著者は、図書館情報学研究者で、元東京都立中央図書館司書である。この本は、著者が都立中央図書館の相談係（レファレンスサービス）をしていた時期相談内容を、メモを基に文章化したものである。

　そして本に書かれいる時期は、1988年から1989年で、ちょうど昭和から平成に変わる時期である。この時期は、未だインターネットが普及する前である。いまならネットで検索すれば、すぐわかるようなことも問い合わせがあったりしている。

　また、大学生の問い合わせに対しては、先ずは大学図書館で調べよとか、図書の検索方法は大学図書館で教えないのかとか、大学生に対しては厳しい思いが伺える。そんな著者が後に、大学の教員になるのが面白い。

2017/06/05

電話やカウンターで相談された内容を日記で記録した図書。今となっては、内容がかなり古いが、相談のしかた、考え方がわかって参考になる部分もある。

2013/01/30

今ならば…もっと見やすいやり方がありそうだけれども。

日々のレファレンス日誌的な本。
それだけにリアルだなと。
今ほどに電算の発達していない時代の、調べ方について見ることができて、一見地味な本だけれど、勉強になると思う。