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藤沢周平未刊行初期短篇
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/文藝春秋 |
発売年月日 | 2006/11/10 |
JAN | 9784163255200 |
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藤沢周平未刊行初期短篇
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
収録作品: 暗闘風の陣 如月伊十郎 木地師宗吉 霧の壁 老彫刻師の死 木曾の旅人 残照十五里ケ原 忍者失格 空蝉の女 佐賀屋喜七 待っている 上意討 ひでこ節 無用の隠密
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これ去年の年末に出たばかりの新刊です。藤沢周平さんが、作家としてデビューを果たす以前に投稿して読みきり雑誌なんかに掲載されていた作品ばかりを集めた、40年の時を経て放たれるファン垂涎の短編集。14編おさめられています。私はまだ藤沢ファンとして新参なのですが、すごく楽しめました。藤...
これ去年の年末に出たばかりの新刊です。藤沢周平さんが、作家としてデビューを果たす以前に投稿して読みきり雑誌なんかに掲載されていた作品ばかりを集めた、40年の時を経て放たれるファン垂涎の短編集。14編おさめられています。私はまだ藤沢ファンとして新参なのですが、すごく楽しめました。藤沢作品の味わいどころであるらしい風景描写や 精細にして端正な剣闘の描写 などがまだ完成されてない、というような書評が巻末に載っていましたが、私としては読み応え充分だったなぁ。たしかに、つながりや展開がちょっとわかりづらかったり、余計な説明や筋がある感はあるのだけれど、、心に残る作品ばかりでした。忍者や隠密、元罪人、隠れキリシタンなど、影に生きる人間を題材にしたものが多かったかな。ひとつだけ、日本ではなく、古代エジプトを舞台にした話もあって異色なかんじでした。辛いラストのストーリーが多いなかで、 『木地師宗吉』 と 『ひでこ節』 の涙がでるような暖かいラストがとっても印象的。両方とも、愛すべき女性の存在に気づくとともに、人形づくりの新しい自分だけの道を見つけるかんじが似てるかな。 でも辛いラストは基本苦手なのに、 『空蝉の女』 と 『待っている』 の2編は深くえぐられましたね。 特に空蝉〜のほうは、読んだあと世界観から逃げられなくなって眠れなくなってしまった久々のヒットパンチャーでした。2編とも どうしようもなく、歯車が狂って不幸になっていく哀しい展開。なりたくて不幸になる人なんていないんだよね。抜殻のような空蝉の女の空虚に入り込んでしまいました。せつない。胸がいたい。 文学に詳しい方なら荒削りに感じるかもしれないこちらの短編集ですが、きっと呑込まれてしまうとおもう。オススメです。
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海坂藩大全上下巻に続く短編集。藤沢周平氏が、時代小説を書き始めた頃の未刊行作品とはどんな内容なのか、これから楽しみだ。読み終わって、後期の作品と較べると、題材は極端な変更は無く庄内を舞台とした話が、多く、読み易かった。初期作品と云って拙さがあるかと思っていたけど、そんな心配は不要...
海坂藩大全上下巻に続く短編集。藤沢周平氏が、時代小説を書き始めた頃の未刊行作品とはどんな内容なのか、これから楽しみだ。読み終わって、後期の作品と較べると、題材は極端な変更は無く庄内を舞台とした話が、多く、読み易かった。初期作品と云って拙さがあるかと思っていたけど、そんな心配は不要だった。
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