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今井信子 憧れ ヴィオラとともに
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今井信子 憧れ ヴィオラとともに

今井信子【著】

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商品詳細

内容紹介 //付属品~CD1枚付
販売会社/発売会社 春秋社/春秋社
発売年月日 2007/05/15
JAN 9784393934753

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商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2021/08/05

2021年8月5日 ビオラ愛が止まらない。 今度ビオラの音を聞いてみようと思う。人生を切り開く勇気や見極めがすごい。 カルテットの4人がこんなにも議論して、演奏以外は、敢えてひとりで食事する、離れた部屋をとる。 ストイックだ。 音楽とビオラに捧げ、しかも家庭を持つ。 なんとパワフ...

2021年8月5日 ビオラ愛が止まらない。 今度ビオラの音を聞いてみようと思う。人生を切り開く勇気や見極めがすごい。 カルテットの4人がこんなにも議論して、演奏以外は、敢えてひとりで食事する、離れた部屋をとる。 ストイックだ。 音楽とビオラに捧げ、しかも家庭を持つ。 なんとパワフル。

Posted by ブクログ

2016/02/07

 ヴィオラ奏者、今井信子さんの本。  連動するかのようにリリースされた「祈り」というCDの録音風景から話が始まる。林光のヴィオラ協奏曲をティボール・ヴァルガ音楽院(スイス)の学生で編成された室内オケと録音するのが、今井さんはこれをあくまで授業の一環として、ノー・ギャラでやること...

 ヴィオラ奏者、今井信子さんの本。  連動するかのようにリリースされた「祈り」というCDの録音風景から話が始まる。林光のヴィオラ協奏曲をティボール・ヴァルガ音楽院(スイス)の学生で編成された室内オケと録音するのが、今井さんはこれをあくまで授業の一環として、ノー・ギャラでやることを主張する。自分の演奏の録音を聴いて、録り直すという繰り返しの作業は何よりの勉強になるというわけだ。しかし、ヨーロッパの音大生は貧しくて、学校側はギャラを出すことを要求する。しかし彼女は学生たちにとってお金が入った途端に何かが失われると考える。  本のタイトルの「憧れ」とは音楽への憧れのことなのだ。  はじめはお約束のように音楽家になるまでのキャリアが語られる。嫌々ヴァイオリンを習っていた少女が、音楽の楽しさに目覚め、次々と新しい世界が開けていく回想は、それこそ「のだめカンタービレ」みたいで、楽しいったらない。プロの音楽家になろうとしたことも、ヴィオラを専門にしようとするときも、音楽を聴いていたり、弾いていたりするときに瞬時に決めてしまう。著名な教師たちの教えが所々に書かれているのも興味深い。  ヴィオラをやると決めたが、日本では習うところがない。そこで留学、コンクール優勝、客演依頼、レコーディングの依頼と進むキャリア。  1973年から5年間はフェルメール四重奏団でヴィオラを弾くが、ここではカルテットの素晴らしさが語られる。しかし、私生活の事情からカルテットを続けることは困難で、ソリストの道を模索し始める。そして、コンサート・シリーズ、ヴィオラ・スペースの開催と話は現在につながる。  ほとんどイッキ読みしてしまったが、それは筆者の人柄がなせる技のように思われる。そしてこれを読むとR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」のヴィオラ独奏を聴いて「ヴィオラが弾きたい!」という思いに駆られた彼女のように、私もまた「ヴィオラが弾きたい!」と思ってしまう。  ヴィオラの音色を味見できるCDシングル付き。

Posted by ブクログ

2014/09/26

日本のヴィオリストといえば、今井信子さん。 CDは聞いているけども、著書があるとは知らず読んでみた。 ヴィオラ専任の先生がいなかった時代。 そのときに比べると、だいぶ変わったんだなぁと思う。

Posted by ブクログ