ロシア刺繍のファンタジー ユーラシア・ブックレット

村松香【著】, ユーラシア研究所・ブックレット編集委員会【企画・編】

• 販売会社／発売会社: 東洋書店/東洋書店
• 発売年月日: 2006/10/20
• JAN: 9784885956508

商品レビュー

2018/12/22

　ロシアの詩集は、
1農民刺繍
2教会刺繍
3都市刺繍
があげられる。

それぞれ、
1農民刺繍
　白地に赤い刺繍が多い。
　モチーフは幾何学模様や植物、動物が多かった。
　また「モコシ神(スラブの女神)」がモチーフに使われることが多かった。
　これらは「魔除け」であり「祈り」であり、日常に密着した宗教の一部であった。

2教会刺繍
　ロシア正教でよく用いられた、荘厳な刺繍。別名「金刺繍」。
　ロシアも帝国も奨励し、都市部には有名な工房もいくつもたった。
　最初はイコンがモチーフだったが、次第に幾何学・植物の豪華なモチーフへと変わっていった。

3都市刺繍
　貴族の女性がサロンに持ち込んだのを、田舎の主婦たちが真似するようになり広がった。草花や木などロマンチックで繊細なモチーフが多い。