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シーア派 台頭するイスラーム少数派 中公新書

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社/中央公論新社 |
発売年月日 | 2006/10/25 |
JAN | 9784121018663 |
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シーア派
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
中東、特にイランへの興味が止まらない。 後半部分、近現代のイランにおける宗教観について書かれた章を中心に読んだ。特に興味深かったのが、2003年にイラン在住の若者(15-29歳)に対し行われた意識調査の結果。それによると、彼らが金曜礼拝に行くことは滅多になく、それどころか死者...
中東、特にイランへの興味が止まらない。 後半部分、近現代のイランにおける宗教観について書かれた章を中心に読んだ。特に興味深かったのが、2003年にイラン在住の若者(15-29歳)に対し行われた意識調査の結果。それによると、彼らが金曜礼拝に行くことは滅多になく、それどころか死者の追悼行事以外でモスクを訪れること自体、ほとんどなくなっている。さらに、礼拝をしなくてもこよい心でいれば敬虔なイスラム教徒だと言えると思うと答えた者が4割以上、政教分離主義者にも政府のポストを与えて良いと答えた者が5割以上に上った。イラン共和国はかつてより政教一致を推し進めてきたが、若者の現状はそれに反したものになっていると知り、これはわたしが持っていたイメージと離れていたのでなるほどと思った。
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【180冊目】シーア派研究の入門書。記述は2006年で止まっているので、アフマドメジャニ大統領の登場や、核合意、シリア・イラクにおけるISISの台頭とそれへのイランによる対処については書かれていない。また、長引く内戦とそれへの台頭、ロシアへの接近等によって国際社会からの注目を浴びることになったシリアのアサド大統領はアラウィー派とされ、これはシーア派の一派だとされている。何より、今やアラブ世界は2011年の「アラブの春」を抜きにしては語れない。そういう意味で、せっかくの2016年再版なので、この点についてアップデートしてほしかったなぁ…… とはいえ、とても勉強になった。特に勉強になった点を簡単に3点。 (1)シーア派とは何か、発生学的に・スンニ派との比較的で語ってくれる点:スンニ派とそんなに違うのかと常々疑問だった、だって、教科書的には第四代カリフ・アリーまでの正統性を認めるのかどうかだけが違うと書かれていて、なぜそれが現代まで尾を引くのかよく分からなかった。でも、たぶん大事な違いは、ウンマを率いる者や政治的指導者の正統性をどこに求めるのかっていうところにあるんだろう。 (2)「イスラーム法学者による統治(ヴェラーヤテ・ファキーフ)」について:筆者が、ヴェラーヤテ・ファキーフは教義の解釈にの1つに過ぎないという点を強調している点が興味深い。1979年以降のシーア派しか知らないぼくとしては、むしろ政教分離が長いシーア派の歴史の大半だったのではないかということは意外だった。 (3)なぜイランがあんなに嫌われているのか、1979年イラン革命後の「革命の輸出」の観点から説明。:なるほど。まぁ、ソ連時代の共産主義みたいなことですな。 あと、シーア派に独特の宗教税(フムス=五分の一税)が、宗教的権威の独立性を保持するのを助けていたという話も大事なポイントかな!
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イスラム世界で少数派シーア派についての概説書。 シーア派の基礎知識をまず提供。 1) シーア派はムハンマドの従兄弟のアリーの子孫しか指導者(イマーム)として認めない。 2) 12代目のイマーム(868年生まれ)11代目のイマームの葬儀に現れて以来姿を消し、お隠れになっている。 3...
イスラム世界で少数派シーア派についての概説書。 シーア派の基礎知識をまず提供。 1) シーア派はムハンマドの従兄弟のアリーの子孫しか指導者(イマーム)として認めない。 2) 12代目のイマーム(868年生まれ)11代目のイマームの葬儀に現れて以来姿を消し、お隠れになっている。 3) 3代目イマームのフサインはカルバラの戦いでウマイヤ朝との戦いに破れ、殺害された。カルバラに墓はあり、聖地となる。 4) アリーの墓はナジャフにあり、やはり聖地。ナジャフはシーア派の教育都市だった。 そして、中近東諸国におけるシーア派の状況について解説。 イランが詳しい。下記のことが意外だった。 1)イランの宗教家はホメイニ師の唱えた政教一致路線を支持しているのだと思っていた。しかし、宗教界の権威=マルジャア・アッ・タクリードの多くは政治に宗教が介入することに否定的。 2) ホメイニ師の後継者のハメネイ師はマルジャア・アッ・タクリードではなかった。憲法上、最高指導者の就任要件はマルジャア・アッ・タクリードだったが、ハメネイ師を最高指導者にするためこの要件をはずした。 3) 第四代大統領、第五代大統領のラフサンジャニ、ハタミーは穏健派で、いずれも対米関係の改善を目指していた。ハタミーにいたっては言論の自由を尊重しようとした。 4) この本は2006年の記述で終わっている。現在のロウハニ大統領は穏健派、議会も穏健派が多数。イランは革命後のアメリカ大使館占拠事件や、ヒスボラやハマスの支援、さらには核開発疑惑と過激なイメージが強い。 穏健派がかなりの勢力を持っていることとこうした外交のイメージはどう整理すればいいのか。さらに勉強してみたいと感じた。
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