覇者の系譜(1) 目醒めた若獅子 歴史群像新書

伊藤浩士【著】

• 販売会社／発売会社: 学習研究社/学習研究社
• 発売年月日: 2007/01/16
• JAN: 9784054033207

商品レビュー

2010/02/10

歴史ifもの。
浅井家は好きだし、ifものに対しても抵抗はないんだけど、なんだかご都合主義に感じられて面白いと思えなかった。
登場人物の志が伝わってこないというか。

2008/06/01

浅井方好きとして裏切らなかった、つまり浅井方が生き残る側がみたくてかなり
探しました…よ…
内容はかなりサクサク読めるので３冊あると思っていても、結構ハイスペースに
読みきることができましたが。

内容は物語の主体が『浅井長政』であることからか、対峙している敵や織田側に
ついても毒舌でさも浅井側が正義であることを熱弁するようで、上杉や明智勢に
場合によっては柴田勝家が好きな方は苛立つかもしれません;;

そして個人的には長政の父親である久秀氏が、まるで駄々っ子みたいにグジ
グジいっているのに驚きました。
その前に別の本(死して残せよ虎の皮―浅井長政伝―)を読んでいたからかもしれ
ませんが、確か久秀氏と長政は別段仲が悪いといったことはなかったような…？

まぁifですしね…。

そして全体の感想としてはまず「悪どくなったな」があげられると思います。

乱世を生き残るのならば悪どさも必要なのだと、史実で浅井方が消えていった様
を記されているようで良いような悪いような…

お市との絡みも程よい具合で、大体敵同士へ映写される信長との兄妹関係はすご
く微笑ましかったです！

勝家もいい味をだしていたし、毛利もちまちま。
明智勢の悪役振りには恐れいりましたが。