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上高地の切り裂きジャック 文春文庫
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上高地の切り裂きジャック 文春文庫

島田荘司【著】

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上高地の切り裂きジャック 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/文藝春秋
発売年月日 2006/11/10
JAN 9784167480059

上高地の切り裂きジャック

¥440

商品レビュー

3.2

27件のお客様レビュー

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2023/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本作は「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の2つの中編で構成された作品集。 まず本作は「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の2つの中編で構成された作品集。 まず「上高地の切り裂きジャック」は2000年の頃に石岡が解き明かした事件の話。 次の「山手の幽霊」はまだ御手洗が日本にいた1990年の頃の話。 この二つの怪奇譚に御手洗の推理が冴える。 「上高地の~」はスピンオフ作品「ハリウッド~」の創作中に生まれた副産物のような感じだ(あれほどグロテスクではないが)。 題名の「切り裂きジャック」から連想される残酷なイメージとは違って事件は単発、しかもどちらかといえば死亡推定時刻に関する話が多く、陰惨さの味わいは薄れている。 またこの頃、島田氏が力を入れていた冤罪事件への取り組みの色合いもあり、ここでは容疑者とされていた牧原信吾の無罪をどうにか証明しようという方向でストーリーは進む。これは金川一事件というのがモチーフになっているらしい。 しかし『最後のディナー』や『Pの密室』の頃に比べるとだいぶん石岡も以前のペースを取り戻しているようだが、犬坊里美の携帯電話の留守電組の話を聞いてショックを受ける件は50を間近に控えた男の台詞か?と思った。 蓮見刑事に嫉妬するところもちょっとなぁと思うのだが。 翻って「山手の幽霊」は、『~挨拶』や『~ダンス』の頃を髣髴とさせる御手洗の活躍ぶりが堪能できた。関係のないと思われた二つの事件がまたも大胆な設定で結びつく。これこそ御手洗ファンが読みたかった作品だろう。 しかし両作とも共通するのは御手洗潔の超人的な推理力。いきなり真相が見えているように動き回る様、人に命令を下す様は確かに面白いが、超人的すぎて、少々辟易した。これと比べるとやはり私は吉敷シリーズの方が地味ながらも堅実で面白いのである。 オレも歳を取ったかなぁ。

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2020/01/17

冒険推理小説っぽいいい意味での現実離れした事件だった。 御手洗はいいキャラだけど現実に近くにいたらちょっとイラッとするんだろうなと思った。 ふたつの同じくらいの長さの物語があってどちらもテンポ良く読むことが出来た。 多少コメディタッチなところもあったが「山手の幽霊」の 最後の大岡...

冒険推理小説っぽいいい意味での現実離れした事件だった。 御手洗はいいキャラだけど現実に近くにいたらちょっとイラッとするんだろうなと思った。 ふたつの同じくらいの長さの物語があってどちらもテンポ良く読むことが出来た。 多少コメディタッチなところもあったが「山手の幽霊」の 最後の大岡の手記はなんとも言えないやりきれなさが残った。

Posted by ブクログ

2018/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回もかなり、それとそれどうやって結びつくの?!って感じの事件でしたが御手洗さん見事に解決。 面白かったけど、山手の方のラストの独白がちょっとしんどかった。。。

Posted by ブクログ

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