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パノラマ島奇談・一寸法師・湖畔亭事件 江戸川乱歩全集1
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 沖積舎/沖積舎 |
発売年月日 | 2006/11/20 |
JAN | 9784806066293 |
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パノラマ島奇談・一寸法師・湖畔亭事件
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何年かに一度、乱歩成分を摂取したくなる。 怪奇幻想伝奇猟奇推理。 横溝正史も悪くはないが、乱歩の醸す変態性がより俺の好みには合っている。 しかし、乱歩はいろんな形式で出版されてるのが悩みどころ。どれでいくか。 今回選んだこの全集。決め手になったのは、昭和三十六年~昭和三十...
何年かに一度、乱歩成分を摂取したくなる。 怪奇幻想伝奇猟奇推理。 横溝正史も悪くはないが、乱歩の醸す変態性がより俺の好みには合っている。 しかし、乱歩はいろんな形式で出版されてるのが悩みどころ。どれでいくか。 今回選んだこの全集。決め手になったのは、昭和三十六年~昭和三十八年に桃源社から発行されたものを外函と外カバーを付して限定復刻したものだということ。 当時のままの仮名遣い。 なにより乱歩自らが校訂し編纂している。 あとがきも乱歩が書いている。 なんなら本編よりこのあとがきが目当て、まである。 ・パノラマ島奇談 大正十五年から連載開始。当時の「新青年」編集長は横溝正史であり、巧みな勧めによって執筆したらしい。調べてみるとこの二人、互いに編集長になって互いに執筆を依頼している。横溝正史は「新青年」編集長として乱歩に「パノラマ島奇談」と「陰獣」を、乱歩は「宝石」編集長として横溝に「悪魔の手毬唄」を執筆させている。おもしろい関係だ。 ・人間椅子 大正十四年に「苦楽」にて発表。読者投票で第一席になったことをよく覚えている、とある。嬉しかったんだろうな。萩原朔太郎さんにも褒められた、とか。やっぱり嬉しかったんだな。 ・一寸法師 大正十五年に朝日新聞に連載。この作が小説として、ひどく幼稚だったので、自己嫌悪に陥り、放浪の旅に出たらしい。読んでみるとたしかになと、分からなくはないが、旅にまで出るかなー。それけっこう迷惑だよ、乱歩君。 ・二銭銅貨 大正十二年「新青年」に掲載された処女作。当時の編集長に大いに認められたそうだ。嬉しかったんだな。 ・湖畔亭事件 大正十五年「サンデー毎日」連載。「一寸法師」同様、非常に恥ずかしく思っていたが、案外評判は悪くなかった、とのこと。この作品だけ読んだことも観たこともまったくなかったので新鮮な思いで読めた。うん。「一寸法師」よりはマシ。どんでんどんでんしている。しかし、終わりがはっきりしていないので、不満を持つ人もいるだろうな。 いや~、読みづらかった。 仮名遣いは気にならなかったけど、まあ、字が小さい。しかも上下二段組。 「湖畔亭事件」以外はおぼろげに内容を覚えていたのでこの巻じゃなくて二巻目を借りたかったんだけど、借りられていたので仕方なく一巻目を借りました。 昔はもっともっともっとおもしろいと感じていたはずなのにな~。なんだか哀しい。 全十八巻あるらしい。 どうしよう。
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【収録作品】 パノラマ島奇談(1927年発表) 人間椅子(1925年発表) 一寸法師(1927年発表) 二銭銅貨(1923年発表) 湖畔亭事件(1925年発表)
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乱歩全集の第1巻です。処女作『二銭銅貨』も入っています。『パノラマ島〜』の後半の\\\"仕掛け\\\"、どこかで見たことない?と思ったら多分乱歩のほかの作品でも同じようなものを使ってます。いいのか?でもこれって今では珍しくないけれど、当時はもの凄く斬新な発想だ...
乱歩全集の第1巻です。処女作『二銭銅貨』も入っています。『パノラマ島〜』の後半の\\\"仕掛け\\\"、どこかで見たことない?と思ったら多分乱歩のほかの作品でも同じようなものを使ってます。いいのか?でもこれって今では珍しくないけれど、当時はもの凄く斬新な発想だったはず。凄いな。 そして名作(奇作?)『人間椅子』。映像化もされてますね。確かにビジュアルを想像すると何だか隠微…!収録のほかの作品でもそうですが、ただの探偵譚、推理もので終わらない、人間の暗い欲望をじわりと浮かび上がらせるような話が多いと思います。だから大正時代の絵空事なのに現代に読んでも何だか生々しいんですかね。 あ、ちなみに、『二銭銅貨』には、前述のポオの『黄金虫』が出てきます。偶然とは言えびっくり。読んでおいてよかった。
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