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とりつくしま
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/筑摩書房 |
発売年月日 | 2007/05/10 |
JAN | 9784480804075 |
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とりつくしま
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商品レビュー
3.5
86件のお客様レビュー
(2025/2/4読了) 短歌の東直子さんの短編集。全て亡くなった人の思いを叶える話なので、危うくほろりしてしまう。 文章が優しく、重たいテーマなのにどこか軽いというか、重たくない。 とりつくしま…取り憑くしま。私が死後取り憑きたいものはなんだろう。 本作の中で一番イイなと思った...
(2025/2/4読了) 短歌の東直子さんの短編集。全て亡くなった人の思いを叶える話なので、危うくほろりしてしまう。 文章が優しく、重たいテーマなのにどこか軽いというか、重たくない。 とりつくしま…取り憑くしま。私が死後取り憑きたいものはなんだろう。 本作の中で一番イイなと思ったのは、最初のロージン。ロージンってこの本で野球で使う粉の玉だと知った。私はそのロージンになりたいのではなく、使われて粉が飛んでいって、最後には消えてなくなる。そんなモノになりたい。 いつまでも残っているモノはツラいけど、レンズもイイかな。いろんな人に渡り歩くのも楽しいかもしれない。
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【あらすじ】 死んでしまったあと、モノになって大切な人の近くにいられるとしたら……。あなたは何になりますか? 亡くなった人に、「とりつくしま係」が問いかける。この世に未練はありませんか。あるなら、なにかモノになって戻ることができますよ、と。 日記になって妻の日常を見守る夫。野球で使うロージンになって、ピッチャーの息子の試合を見届ける母……。 すでに失われた人生が凝縮してフラッシュバックのように現れ、切なさと温かさと哀しみ、そして少しのおかしみが滲み出る短篇小説集。 【個人的な感想】 他の方の感想で、泣ける!と書いてあったので読んでみた。私は泣けはしなかったが、切なさと温かさを感じる小説だった。
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死んで気が付くと「とりつくしま係」にいた。 どうやら現世にもどって、何かにとりつくことができるらしい。 ただし、魂が入ってるものはだめ。 だれか人間とか、狩ってるペットとか、野生の動物とか。 モノでないとだめ。 現世にのこしてきた人を見守りたいという気持ちで、みんな何かにとりつく。 もうすぐ野球の試合がある息子の、ロージンになる母。 使うとすこしづつ母は空気にとけて消えていく。 けど、頑張る息子の一番近くで見守りたかった・・・ とか、 図書館でいつも笑顔で接してくれた若いスタッフの胸元の名札になる、おじいさんとか。 これはちょっとエロイ意図はなかったんだろうか・・・とも思う。 妻の日記帳になる夫。 母の補聴器になる娘。 等など。 母の補聴器になる娘は最後マジで泣いてしまって、これは外で読んじゃだめなやつだと、家に持って帰って読むことにしたw 日記帳も辛かったなぁ・・・ 書道の師匠の扇はなんか粋でよかった。 自分なら何になるか考えた。家族の元にいたい。でもすぐに消えるものや壊れるものはいやだ。 なるべく長く家族といたい。 で、リビングの天井で見守る?っておもったけど、それはいらないモノまで見ることになりそうだ。家族の秘密を暴きたいわけではない。 あと見えているのに触れられないのも辛いよね。 だから娘のお布団になることにした。 1日中一緒じゃないけど、ぎゅっとしてあげられるもんね。 ただ、夏になったらかたずけられちゃうんだよね。 ま、それはそれでいいか。
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