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「少女」の社会史 双書ジェンダー分析17
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
発売年月日 | 2007/02/15 |
JAN | 9784326648788 |
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「少女」の社会史
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2007年刊。近代日本における「少女」というカテゴリーの成立と変容を、明治期から昭和戦時中までの雑誌、特に『少女の友』を分析対象に用いて論じている。明解な論理展開。論点や問題点も第一に、第二に、と極めて明確に論述していく。少々学術論文的で文章が堅苦しく、面白味に欠ける。(そもそも...
2007年刊。近代日本における「少女」というカテゴリーの成立と変容を、明治期から昭和戦時中までの雑誌、特に『少女の友』を分析対象に用いて論じている。明解な論理展開。論点や問題点も第一に、第二に、と極めて明確に論述していく。少々学術論文的で文章が堅苦しく、面白味に欠ける。(そもそも自分みたいな興味本位の読者を対象としていないのかも知れないが。)また、明確化しようとするあまり、読んでいて自分的には少々強引なんじゃないかと感じられる所があった。 本書の主題的には本田和子氏の著書等、既に先行する分析も存在するが、そうした先行する各論に目を配り、それらが対象からはずしてしまった、或いは取り残してしまった部分まで光をあて補強、補完していると思う。「少女」の<心性>については、先行する論の枠内であると思う。 戦時体制下の『少女の友』の投稿欄の分析を通し、時勢の圧力によって<少女>の意味性が総力戦に迎合するよう変容させられ、それを読者である少女達が受容していったかについては知らない部分だったので、興味深く読んだ。 著者の主眼としては「少女」という表象が近代日本の中で如何に成立し変容したかをジェンダー的な問題として分析することなのだろうし、その意味では至極正統なのだと思うのだが、<少女>というエフェメラルな存在を扱うのに、ちょっと味気なく感じる自分だった。(本田和子さんなんかは、<少女>に対する著者の共感というか共鳴というかを、読んでいて感じるので。)
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戦前の女学校文化の華「少女雑誌」と、少女雑誌によって如何に少女という概念が形成され育まれ、そして総力戦に向けて変質していったかを探る社会学・文化学の白眉をなす一書。 少年のように一直線に進むレールのない、少女の現実が「少女」と呼ばれる、幼子から良妻賢母の間に断絶する時代と概念を生...
戦前の女学校文化の華「少女雑誌」と、少女雑誌によって如何に少女という概念が形成され育まれ、そして総力戦に向けて変質していったかを探る社会学・文化学の白眉をなす一書。 少年のように一直線に進むレールのない、少女の現実が「少女」と呼ばれる、幼子から良妻賢母の間に断絶する時代と概念を生み出さざるを得なかった事実と現実が21世紀もいまだ横たわるとは誰が想像しただろうか?
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資料室の蔵書 明治から昭和初期における社会の中の「少女」の立ち位置や思想について少女雑誌を中心に考察したもの 『頴才新誌』についての記述は面白かった また、雑誌に投稿された当時の文章や編集者の文章等が豊富に載せられているのは当時の状況を知るうえで生の雰囲気が、たとえ選択されたもの...
資料室の蔵書 明治から昭和初期における社会の中の「少女」の立ち位置や思想について少女雑誌を中心に考察したもの 『頴才新誌』についての記述は面白かった また、雑誌に投稿された当時の文章や編集者の文章等が豊富に載せられているのは当時の状況を知るうえで生の雰囲気が、たとえ選択されたものであっても、伝わってきた 参考文献一覧も充実していて面白そう 当時の女学生の浪漫的な雰囲気が彼女たちの文章から伝わってきたので論考よりも当時の雰囲気の方が伝わってきた
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