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戦国時代のハラノムシ 『針聞書』のゆかいな病魔たち
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戦国時代のハラノムシ 『針聞書』のゆかいな病魔たち

長野仁, 東昇【編】

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戦国時代のハラノムシ 『針聞書』のゆかいな病魔たち

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会/国書刊行会
発売年月日 2007/04/30
JAN 9784336048462

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商品レビュー

4.3

12件のお客様レビュー

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2021/01/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

楽しかったです。 戦国時代の医学書である『針聞書』に乗っている病の元である虫の姿と治療法。 人の想像力は無限大だと思っていますが、可愛いですねぇ。 それが狂暴とか書かれていて、少し笑ってしまったりもしましたが、当時の病は死に直結していましたから、医師も必死だったのだと思います。 一時、行方不明になっていた『針聞書』が21世紀に再発見されたのも意味があることなのかもしれませんね。 楽しかったです。九州国立博物館へ行きたい(´;ω;`)

Posted by ブクログ

2017/06/16

戦国時代の医学書(鍼灸&漢方)『針聞書』にイラスト入りで紹介されていた、病気の元となるムシたちの図鑑。編者は摂州(大阪)の医師茨木仁介。イラストを見ると、全63種のうち半分ぐらいは蛇・線虫型で、寄生虫を描いたものかと早合点してしまいそうになる。が、現実には実在する寄生虫は1割ほど...

戦国時代の医学書(鍼灸&漢方)『針聞書』にイラスト入りで紹介されていた、病気の元となるムシたちの図鑑。編者は摂州(大阪)の医師茨木仁介。イラストを見ると、全63種のうち半分ぐらいは蛇・線虫型で、寄生虫を描いたものかと早合点してしまいそうになる。が、現実には実在する寄生虫は1割ほど。蛇みたいな形をしていながらも、なぜか笠を被ってたり、ファンタジックな要素が少なからずある。もちろん、もっと妖怪っぽい変な形をしたムシも多数。

Posted by ブクログ

2014/08/10

あなたのおなかにハラノムシ みんなのおなかにハラノムシ 「そいつはどんなハラノムシ?」 亀型・虫型・獣型 よくある形は蛇型で 顔面・岩石、怖い顔 「みんなのおなかのハラノムシ 虫たちどこに住んでるの?」 胃やら肺やら心臓に 腸や子宮も住処です 「体に住んでるハラノムシ いっ...

あなたのおなかにハラノムシ みんなのおなかにハラノムシ 「そいつはどんなハラノムシ?」 亀型・虫型・獣型 よくある形は蛇型で 顔面・岩石、怖い顔 「みんなのおなかのハラノムシ 虫たちどこに住んでるの?」 胃やら肺やら心臓に 腸や子宮も住処です 「体に住んでるハラノムシ いったい何をしているの?」 悪さしでかすハラノムシ いろんな病気を起こします 目眩や大食い、激痛に 厭世観や色狂い 体も心も壊します 「そいつは困ったハラノムシ いったいどうしてやっつける?」 鍼の療治や豆・人参 陳皮や地黄を煎じます 「今でもいるのハラノムシ?」 ここに出てくるハラノムシ 戦国時代の人たちが いると信じたハラノムシ だけどまったくいないとは ちょっと言えないハラノムシ 同じ姿じゃなくっても やっぱり住んでるハラノムシ あなたのおなかのハラノムシ あまりに変な本だったので、レビューもヘンになってしまいました(^^;)。 これだけでは意味不明なので、真面目な解説を少しつけます(^^;)。 九州国立博物館所蔵の『針聞書(はりききがき)』という「医学書」(!)に出てくる病魔のスケッチと解説を収録した本です。『針聞書』は戦国時代に鍼師として活躍した茨木二介が編集したもので、成立は1568年とされています。鍼治療の教本の体裁ですが、紙面の半分は化け物かと見紛うような「腹の虫(この場合は蟲が正しいかな?)」の図鑑となっています。本書では、この図鑑部分を独立させて、見やすいように、虫たちをタイプに分け、解説部分は現代語訳して載せています。 表紙に虫の絵の一部が載っていますが、それほんまに見たんかい!?と聞きたくなるような百鬼夜行ぶり。各虫にはそれぞれの棲息域・特徴・引き起こす病状・治療法・症例・原理などが記されているのですが、これが妙に具体的。一例として、「噛み寸白(かみすばく)」と呼ばれる虫の項を引用してみます。 棲息域 肝臓の後ろ側 特徴 たいへん凶悪な虫である。白い蛇のような胴で、節目ごとに口があり、この虫にとりつかれた人の体内を噛みつく。 病状 あちこち同時に咬まれたら、腹に激痛が起こると推測される。 治療法 薬は効かず、ソバ粉に葦毛馬のしっぽの毛をとても細かく刻んだものを混ぜ、上等な酒で練って食べると虫は消滅する。 原理 切り刻まれた長い尾の毛に込められた残留思念が、節目の多い虫の胴体をバラバラにしてしまう呪術療法である ・・・なんですか、それは・・・? ただこれ、本当に真面目に、医学書として書かれ、ある意味、秘伝の書的に伝えられてきているようなのですね。治療法で使っているものの中には、今でも使われているような漢方の成分も多いですし、鍼治療の場合は口伝とされているものも多く、すべてでなくてもおそらく実際に施されていた治療法なのだろうと思います。 この時代、寄生虫も多かったでしょうし、蛔虫・蟯虫などを実際に目にすることも珍しくなかったでしょう。そうして見ると蛇型の虫が多いのは頷けます。 亀型・顔面型のものなどはあるいは腫瘍のようなものだったのかもしれません。 解剖が一般的でなく、何らかの理由で体外に出た「ハラノムシ」の断片から想像して、現代では奇っ怪に思える数々の虫たちが「生み出された」のでしょう。 「疳の虫」「癪の虫」「腹の虫の居所が悪い」などという心身の不調は、自分では制御不能な「何者か」が腹の中で悪さをしていることの現れと思うのが、ごくごく自然な流れだったのかもしれません。 少しだけ、穿った見方をすれば、腸内細菌叢がヒトの身体あるいは精神状態に影響を及ぼすというのも十分ありうる話ではあります。そうした意味では「ハラノムシ」がいる、と思っていた戦国時代の人々の「実感」はあながち間違ったものではないのかもしれません。 いずれにしろ、おなかは大事にしましょうね!?

Posted by ブクログ

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