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ル・コルビュジエの手
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ル・コルビュジエの手

アンドレヴォジャンスキー【著】, 白井秀和【訳】

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ル・コルビュジエの手

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論美術出版/中央公論美術出版
発売年月日 2006/11/25
JAN 9784805505304

ル・コルビュジエの手

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2013/10/16
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・そう、ル・コルヴュジエの表情には、しばしば苦渋が見られる。口元がかすかに引きつり、遠くの方を見つめるのだ。表情は固くなり、心が周りにいる人々からどんどん離れていくのである。 ・「・・・・・嘘は耐え難い。嘘をつくことで身は滅ぶのだ」 ・行為の結果というものは、なされたことの質が問われることなんだよ、と。わたしたちがしようと決めたことの内容、たとえばわたしたちの職業上の役割などは、結果がもたらす価値やわたしたちが応えなければならない要求に比べたら、大したことはないのだ。だから、一軒の家が建てられるように、たゆむことなく、自分の力で自己の形成がうまくできるように励むのである。結果の質の高さは、こうした自分自身の構築から生じるのだ。 ・「熊や犬の仔は、生まれつきの気質を示す。しかし人間はすぐ習慣や信条や法律に身を投じて、いとも容易に変貌したり自分を偽ったりするのである」 ・「・・・・・与えるのも、受け取るのも人間である。つまり、差しだすのも人間の手なのであり、受け取るのもまた人間の手なのである」 ・「ある仕事が私に委ねられたとき、私はいつもそれを私の記憶のなかに取り込むのである。つまり数ヶ月のあいだ、いっさいスケッチをかかないようにするのである。人間の頭というものはこのように、ある独立した立場をもつようにつくられているのだ。つまり、人間の頭は、ひとつの問題のいろんな要素を乱雑にひっくり返すことができるような箱なのである。こうやって、揺らし、ゆっくり煮て、発酵させるのだ。するとある日、内なる存在からの自発的な妙案、すなわちひらめきが生まれるのだ。鉛筆や木炭や色鉛筆(色はこの作業の要である)を手に取って、紙の上に産み落とすのだ。発想が浮かび成果が現われる。それはこの世にやって来たのだ。生まれたのだ」 ・「粘土をこねて花瓶をつくる。ところが花瓶が花瓶として機能するのは、なかに何もないからである。家をつくるために戸口や窓を穿く。ところが家が家として機能するのは、なかに何もないからである。このようにわたしたちは、感覚で捉えることのできる事物の恩恵に浴していると信じ込んでいるのだが、本当に機能しているのは、わたしたちが何も感じることのないところがあればこそなのである」 ・建築のかたちは人間のようだ。美しかったり醜かったり、強かったり弱かったり、荒々しかったり穏やかだったり、挑発的だったり物静かだったりするからだ。

Posted by ブクログ

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